インターネットデパート - 取扱い商品数1000万点以上の通販サイト。送料無料商品も多数あります。

志ん朝復活-色は匂へと散りぬるを ぬ「高田馬場」「甲府い」

価格: ¥2,310
カテゴリ: CD
ブランド: ソニー・ミュージックジャパンインターナショナル
Amazon.co.jpで確認
人の悪い「高田馬場」、人の良い「甲府い」 ★★★★☆
ここしばらく落語を聞いていなかったが、志ん朝師匠の人情話はいい。実家に帰る車の行き帰りに4回も聞いてしまった。こんなに気持ちのよい話はなかなかない。勘違いして勝手に怒り出す親方のやり取りはなかなかよい。ガマの油の陳べ口上はなかなかよい。実兄の馬生師匠の酔っ払いのガマの油もなかなかよいが、志ん朝師匠のこの手の言葉遊びは最高にうまいし、拍手が起こる。なぜかその場にその人がいるかのようである。自分でも落語を演じてみたいと思わせるほどよい語り口調である。話と話し手、落語は単にものがたりではなく、芸であることを感じさせてくれる。
今ひとつ「無理」を感じる。 ★★★★☆
 所詮落語なのだから、と割り切ってしまえばいいのだろうが、「高田馬場」には、大道芸の演出もあるし、群集心理もあるし、落語のいろんな面白さのてんこ盛りがある。しかし、いかに、マスコミがなくても、この種の事件が起これば、江戸中がひっくり返るくらいの騒ぎになるであろうし、現にそうなった。
 とすれが、この「あだ討ち屋」商売は、一回こっきりしか使えないはずで、しばらく鳴りを潜めていなければならないはずである。
 それが、部隊である高田馬場で酒を飲んでいて種明かししてしまうのは、やはり無理があると思う。
 それはそれとして、見事にばかばかしい噺だが。
 「甲府い」も「そんなうまく行くのかね」という噺で今ひとつなじめない。

 そういうもともと問題のある噺をとにかく、とことん笑わせてくれた師匠には感謝です。

高田馬場、最高! ★★★★★
「高田馬場」…戦後の闇市での露天商の巧みな弁舌商法、現代の実演販売などを入れて笑わせながらも、素人芸を忌み嫌う志ん朝の心意気がうかがえる枕。がまの油売りの口上をつらつらつらっと演じてみせる場面では、語り口に思わずCDデッキの前で拍手をしてしまう見事さ。

野次馬根性丸出しの江戸っ子達のやりとりでは、そのちゃらんぽらんさに大爆笑。「おい、じょうだんじゃあねえよ~」と登場人物とともに叫んでしまうような、落ち。高田馬場、志ん朝最高!と唸る一席。

「甲府い」…人情噺得意の志ん朝真骨頂。他の噺家さんが演っているのを何度か見たが、どちらかというと、「良い人しか出てこない」退屈な演目だった。しかし、志ん朝が演じると、その「良い人たち」の、なんと可愛げのあることか。その可愛げが、この噺を素直に、昔話的に「めでたしめでたし、よかったな」と思わせるものに仕上げている。

2つの噺あわせて、志ん朝の魅力を存分に味わえる1枚。

商売いろいろあれど。 ★★★★★
高田馬場はてっきり仇討ちものかと、最後までわくわくしながら
聴いていると、江戸っ子もぽかんと口をあける下げが待っています。

腹をすかせた善吉が人情ある豆腐屋の親方の世話で、初志を貫き
大団円を迎える甲府いは、人の心の温かさを感じさせる何度も
聴きたくなるネタです。