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志ん朝復活-色は匂へと散りぬるを ち「百年目」
価格: ¥2,310
カテゴリ:
CD
ブランド:
ソニー・ミュージックジャパンインターナショナル
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さすが志ん朝!
★★★★★
人情噺の、大ネタ中の大ネタである「百年目」。見事に演じてます!まくらから、小僧の肩上げ・手代になり、夫婦になって通い番頭・一番番頭と、奉公という制度の説明も分かり易い。幇間がうろついているので、小言を云いながら桜見物に出掛ける番頭。楽しんでいる時は、大店の旦那気取りだが、本当の旦那に出っくわし狼狽し、帰って、ドキドキしながら旦那の呼び出しを待つ心理描写。そして、諭す様な大旦那の愛情溢れる云い回しまで、時間を忘れて聴きいってしまう。80年の録音だから、42歳の時ですか・・!過日、90年代後半国立での、円熟期の「百年目」も観ましたが、画像のあるなしは、関係なく、何ら見劣りせず、充分堪能できました。米朝師匠が言ってますが、落語の中では、この噺が、一番難しいと。若くして、これだけに仕上げてしまう、志ん朝師。お見事としか言い様がありません。果たして、今の噺家さんで、ここ迄演りこなせる人は、誰でしょうか!?是非挑戦してもらいたいですね!
あくまでもライブ録音
★★★★★
~志ん朝師1980年のライブ録音です。大きくはない会場での,客席との一体感がすばらしいと思います。噺のテンポは師らしく軽妙です。圓生師は,「圓生百席」でもこの噺をスタジオ録音しています。スタジオ録音は編集や録り直しがきくので,納得がいくまで作り込むことができますが,ライブはほぼ録りっぱなしであるため,その日の出来がそのまま評価となると思い~~ます。圓生師は,録音物とライブは全く異なると考え,積極的に自身の噺にはさみを入れたそうです。本録音のディレクターは圓生百席のときと同じく京須氏ですが,氏の著作である「圓生の録音室」にこの違いを明確に説明されています。客の反応が大きく影響するライブ録音にとって,本CDは充分楽しめるものだと思います。~
円熟した志ん朝にやって欲しかった。
★★★★☆
この噺は、円生師匠の独壇場で、これに挑戦するのは、文楽師匠の「明烏」に挑戦するようなものだ(両方しているが)。
円生師匠の演出である番頭の旦那に見つかったよるの七転八倒や、旦那の小言がさらりと演じられ、おそらく、説教臭さをなくそうと試みたのではないかと思う。
しかし、天才志ん朝にしても年代による旦那の貫禄、それに対する番頭の怖れという部分を演じるには、この口演の時には若すぎたと思う。
円熟した志ん朝師匠に、演じて欲しかった。
古今亭志ん朝 百年目について
★★★★★
古今亭志ん朝の「百年目」は、遊びのあの字も知らない風の口うるさい番頭が、実は影では大変粋に遊んでいる「遊び人」だった!というおなじみのストーリー。
米朝や園生の「百年目」と比較しても、映像が眼前に広がるような人物描写!圧巻です!