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五稜郭 [DVD]

価格: ¥6,300
カテゴリ: DVD
ブランド: バップ
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最後の幕臣。明治以降は政府の高官。虚実の狭間に生きる謎の男「榎本武揚」の生涯に迫る ★★★★☆
幕末最後の戦いとなった函館戦争。五稜郭の戦いを通して、最後まで明治新政府に逆らい続けた幕臣・榎本武揚の真実に迫る。

幕末、大政奉還は為されたものの、薩長連合軍は徳川家を鳥羽・伏見の戦いで破り勢いをかって江戸にまで攻め上って来る。
最後の将軍・徳川慶喜は全権を勝海舟に委ね、水戸に下って謹慎する。
海軍副総裁の榎本武揚も最初は海舟に従っていたが、官軍が上野の彰義隊に攻撃を加えたことで激怒。
海舟と袂を分かって、行き場の無い幕臣たちを艦隊に収容。蝦夷地を幕臣たちの新天地としようとする。

徳川家が800万石から80万石に大減俸されたため、全ての家臣は養い切れない。
榎本は彼なりに考えて旧幕臣たちの生きる道を模索した末の行動であったのだが・・・新政府軍はそれを明治天皇への反逆行為とみなす。
3,000人の榎本軍。その中には局長の近藤・一番隊組長の沖田を失った元・新撰組副長の土方歳三の姿もあった。
行き場を失くした者たちは追い詰められていく・・・・。そんな彼らの最後の夢が蝦夷地での新生活だったのだ。

時期が悪かったのかもしれないのだが、寒冷地での戦闘は兵士たちの士気を大きく削いだことだろうな。
榎本隊が海に出ると必ず「嵐になって」その度に僚艦を失ったり、逸れたりする不運が榎本隊の今後を暗示していたのが泣ける。
前編は「勝海舟」の出番が多く、幕引き役として敢えて多くの幕臣たちを見捨てるような態度を取ろうとする海舟と、
逆に幕臣たちを救おうとする「榎本」の姿を対比して描いています。

堀内孝雄さんが歌っていた歴代シリーズ主題歌にも負けぬ出来栄えのさだまさしの「夢の吹く頃」。
「夢が行く 夢が行く 坂道登れ 泣かずに登れ 強く 強く いつか夢が ここに夢が 強く吹いて来るから」

話の流れから「玉砕」「全滅」「処刑」が当然の流れと思われる展開の中で
「九死に一生を得た」榎本が明治の世で政府高官を歴任。明治天皇にも気に入られ、逆賊の汚名は晴れた。
悲劇が多い幕末史の中において、一時は逆賊の汚名を着ながらも生き永らえて天寿を全うしたこの男の存在は我々にとっても救いであるはずだ。
幕末三部作完結!! ★★★☆☆
日本テレビの年末時代劇SP第4弾!幕末時代劇第3作目の本作品。

旧幕府軍・政府軍双方に「人有り」の感!
榎本武陽(釜次郎)を通して鳥羽伏見から箱館戦争のいわゆる戊辰戦争の激戦までを、土方歳三や伊庭八郎、中島三郎助親子、仏士官カズヌーブなどさまざまな人物のエピソードを織り交ぜながら、蝦夷の大地での男たちのロマン溢れる内容に仕上げた作品です。

それと、第2作目の「田原坂」の系統を受け継いでか、士道に並ぶ形で主人公榎本武陽の夫婦愛や家族の絆にも重きを置いている印象を受けます。また、作品の中で、土方歳三の創作部分(アボルダージでのガトリングガンの乱射、井上(野村)ちか子との絡み等)は少々やり過ぎのきらいがありますが、一娯楽作品としてはありの内容かとも思われます。

激戦が終結してのエピローグの情景は必見です!!
こんな土方見たくない ★★☆☆☆
 よくある歴史ドラマ同様、
史実を基にしたフィクションとして見る事が前提。
他の方も述べているが、実際には30才前後が殆どだった
はずなのにこの配役はいかがなものか。特に土方。こんな
脂ぎった汚い土方は見たくない。おまけに中年女優との
からみまであり不潔さ100倍。
 その他はまあまあ見れると思う。
旧幕臣の生活を守るために、新天地 蝦夷地へむかう。 ★★★★★
 歴史モノ、中でも幕末モノにどうしても惹かれてしまう自分が
います。学校の授業では、旧幕府軍というのは悪者で新政府軍は
正義という図式になっています(私の受けた印象では)。

 しかし、旧幕府軍にも彼らなりに背負っているもの(旧幕臣の
生活)があり、それを守るために新天地蝦夷地に向かったという
事情がありました。

 歴史教育というのは、現政権に都合のいいように作られている
ものです。社会科学というのは、単眼では片手落ちです、複眼で
判断する必要があります。この、戊辰戦争というものも旧体制と
新体制の対決という視点でとらえますが、旧体制にも正義はあっ
たと思います。


 さだまさしが歌う、主題歌『夢の吹く頃』もドラマの内容に
あっていて、とってもお勧めです。せつなくて、涙が出てきま
す。ときどき、口ずさんでしまいます。「夢がーゆく、夢が行
く~。あの橋のぼれ~、この橋のぼれ~、強く、強く、強く~」。

幕末好きなら見ない方がいいかも ★☆☆☆☆
まず史実とはすり替えられたエピソードが満載だということを踏まえて見る必要があります。大きな流れは歴史に沿っているものの、細かい部分がかなりいい加減に変えられています。細かいながらも人物描写には重要な部分なので、かなり気持ち悪く感じます。また有名幕末小説、新選組ファンのバイブルとされる作品からエピソードを引っ張って来ているのが見え見えですが、そこは原作者のフィクションなんだからこれじゃパクリじゃないの?という結果に。
しかもアボルダージュの提案も榎本発案のように描いているけど実は違うし、榎本がモルヒネを手渡して自害を勧めたはずの伊庭の最期もかなり違う。マニアじゃなくても、事情を多少でも知っていると、どんどんシラケていってしまいます。

また困ったのが土方の描かれ方。近藤と別れてからの土方を少しでも知っていて、名作をパクりさえしなければ、こんなことにはならなかったはず。土方が倒れた後、静かになった戦場にある人がやってくるシーンなどは、あまりにもあり得なさ過ぎで馬鹿馬鹿しくなってしまいました。史実云々関係なしに「なんだそりゃ?」な演出です。なぜそんな所にいつまでも遺体が放置されてるのか? 敵も味方も放っておくなどあり得ません。実際は側近隊士がすぐさましっかり引き取っていますが、人として当然でしょう。そういうことよりも中途半端なメロドラマを優先させたかったのか…。

また、熟年の大御所俳優勢ぞろいなのは、豪華なのかどうなのか。実際は戊辰戦争時で榎本・土方・近藤はじめ登場人物のほとんどが20~30代。婚約者の浅野ゆう子も登場時18才(16才だったか?)は無理すぎ。演技の良し悪し以前に見てるこっちが辛くなります。

あまりの納得のいかなさに何度も途中で放り出そうとしつつ、一応最後まで見なくては、とがんばりました。が…苦行でした。