素晴らしい大御所
★★★★★
お互いジャズの素養があるので、READYMADEとムッシュの相性が抜群。
ムッシュの人間性を知る上ではもってこいの盤で、
トークの部分も案外じゃまにならない。
「ソー・ロング20世紀」はムッシュ大辞典のIndexのよう。
とてもお洒落なのは市川実和子と歌う「二十才のころ」。
「バンバンバン(READYMADE SPYDUCTION mix) 」はパンキッシュ。
以前、本人にお会いする機会があったので
このアルバムがムッシュの中で一番好きだと話したら喜んでもらいました。
そのとき吸っていたのはもちろんゴロワーズ。
こんな大人になりたい!
★★★★☆
ああ、ムッシュとお話がしてみたい。
聴き終えてそう思いました。
これはムッシュの記録、現時点でのムッシュを記録しておきたいという願いから生まれたアルバムだと思います。
オシャレだぜ、ムッシュ。
かっこいいぜ、ムッシュ。
で、ちょっと可愛いぜ、ムッシュ。
ほんと、親戚にムッシュが一人いれば。
ゴロワーズの話とか酒の話とかギターの話とか、よくわからないけどいろいろ聞けたんじゃないかなあ、なんて思うわけです。
ムッシュ最高!
★★★★★
ファンキーな生きかたってこういうことなのかなと。
グリュッグも飲みたくなったし、レノマのジャケットも着たくなった。
ていうかそんなに金がないですよ、ムッシュ。
耳で聴くドキュメンタリー
★★★★☆
過去のムッシュの曲をリミックス&再録した、まさに「自己ベスト」。監修は小西康陽氏ということで、うっすら味付けられたDJ風味と、かまやつ氏をひもとく、さまざまなインタビューもCDの各所にちりばめられ、付属のブックレットを眺めながら聞けば、これはまるでドキュメンタリー番組。いいですねー。個人的には小西さんはこれを作るためにピチカートやDJをやってたんじゃないかとまで思ってしまった。この手法で昭和の偉大なアーティストをどんどんリスペクトして、たくさん集まったらボックス・セットにして「全集」として出すのはどうですか?