キャラがみなさん素敵でした
★★★★☆
とくにメリルローズ姫のシニカルな性格と、王ルシードの猪突猛進単純バカっぽさとの対比が素敵です。
姫はとかげや毒草の研究で塔にこもり、王は何か悩みがあるとトイレにこもるところなども好きです。
他、壷や帽子に命をかける騎士団や妙でキュートなキャラ達がとっても生き生きしています。
続きが気になりやっぱり全部買ってしまいました。
普通の女の子
★★★★☆
最初の巻としては必要な説明に不足(順番が前後して読みにくい点)があるのがちょっと気になりますが、まずは面白い話だと思います。
まだ若い二人が、どれだけ読者をヤキモキさせてくれるのか興味ありますね。
しっかり者のジルと側近に支えられている今は未熟なルシード大公が、彼女の良き夫、良き理解者になってゆく過程が、今後楽しみです。
未解決・詳細不明部分がまだまだあり、ジルには今後益々頑張ってもらい、大公を補佐(主導)しながらの活躍期待します。
文章でいえば伏線が不確かというか、ジルの情報収集能力が中途半端に思える部分ありますが、気になる人は少ないと思います。
情報が曖昧(どうにでもなりそうな動機だし)、読者が犯人を読み取るのは困難かつ、その必要もないんじゃないかな。
舞台となっている国が違いますが、高殿さんの世界が同じ別作品と少しだけリンクしています。といっても、いまのところ関連して出ているのは国名と人外のものでが。
不親切度が高い。
★★★☆☆
新しいレーベルがデビューということで、高殿さんの話なら
読んでもそう損をしないと思って特装版を購入。
しかし、どうもストーリーが不親切でなりません。
1〜10巻まであるとしたら、突然4巻を読んでしまったかのような
感覚になるのです。
主役二人の出会い方などおおよそ過去のことが説明されず、
「この人はこういうひとです」という説明だけに終始。
あまり感情移入しては読めません。
別のレーベルで出ているシリーズと繋がるとしたって
不親切な点が多いです。
悪くはないものの、物語に入り込んで楽しめる程ではない、というかんじです。
謎を残して続刊を買わせようとする手法かも知れませんが、
謎の部分があまりに多すぎて閉口するひともいるはず。
ただ、特装版のCDは声優さんが好きならよいのではないでしょうか。
本だけだったら☆は二つかな、というかんじです。
かなり名コンビな偽夫婦
★★★★★
ルルル文庫創刊第1段のうちの1冊がこの、『プリンセスハーツ』。
私は高殿円さんのほかの作品を読んだことがなかったのですが、
「仮面夫婦」なる言葉に興味を持って、手を出してみました^^
この作品、まずキャラクターが活きています!
とある契約から表情を失ってしまい、感情が全く顔に出ない鉄面皮のヒロイン、ジル。
表情がない上に彼女は医学や毒に詳しく、特別な研究をしているため「悪魔」「魔女」と疑われてしまうほど(笑
しかしそのジルは、王女メリルローズと外見がそっくりな事により、国の政略で嫁がされた偽プリンセス。
その夫であり、敵国の王であるルシードは、愛するメリルローズにそっくりなジルに
戸惑いながらも、それぞれの目的のために協力する。
ルシードは決して女々しくないのですが、どうしてもジルに勝てないところが
なんだかツボです・・・!笑
ジルが表情を失っていることで、感情を表すことができないところに切なさがあり、
またルシードもメリルローズと外見はそっくりなのに中身がまっっっったく違うジルに
複雑な思いを抱きながらも、少しずつ「ジル」を見ていく。
今後の2人の関係が本当に気になるところです!
氷のようなジルと、炎のようなルシード。
この2人、対極的で偽物なのにホントいい夫婦です(笑
さらにジルの目的や、過去、本物のメリルローズについてなど、謎もまだまだ残っています。
2人がどぎまぎしながら近づいていくのがおもしろく、またこれからとても楽しみです!!
ちなみにこっちはドラマCDがついていない版ですが、特にこだわりのない方はこっちでいいと思いますよ。
ストーリーもおもしろいですし、かなり名コンビの仮面夫婦、ぜひ読んでみてくださいね^^)ノ
流石。
★★★★★
通常版と違ってドラマCDが付いてました。
内容は小説とほぼ同じでしたが高殿先生が作詞したテーマ曲が入ってます。短いですが(苦笑)小説の中の登場人物のことが歌われていてかなり良いです。声優さんも能登麻美子さん、保志総一朗さん、石田彰さんと豪華です。
小説の内容は遠征王シリーズの主人公アイオリアの祖父征服王の若い頃の話です。遠征王シリーズで何故?と思っていた偽の王妃が送られてきた訳がこれから明かされるみたいなので続刊が楽しみです。また遠征王シリーズや他のシリーズを読んでなくても関係なく読めますし読んでいる方はさらに深くシリーズが繋がって楽しめると思います。