Want Two (CD / DVD combo)
価格: ¥2,136
A wild-card songwriter with a familial pedigree and an ever-expanding cult retinue, the raffish but assiduous Rufus Wainwright--outré, gay, and sage--is not one to shy away from invigorating his songs with a lurid theatrical honesty. Want Two perhaps reflects Wainwright's revised priorities since stepping back from the recreational medication precipice. Opening number "Agnus Die"--a medieval Catholic liturgy given an eastern flavor and performed with Hungarian instruments--seeks spiritual laundering and clemency, but this virtue is offset by the implied vice and self-loathing of grand finale "Old Whore's Diet," a brilliantly irrational sprawl of skewed genius taking in Latin-American grooves and a doomy operatic Radiohead-esque requiem. Between these polar extremes lies Wainwright's eye for improbable observational finesse. Few others could express the first lovestruck flush of teenage infatuation with such deliberate inarticulacy ("Art Teacher") or envisage the coming of a "Gay Messiah" dripping in testicular fluid. He's evidently an attention-craving naughty boy with a love of Serge Gainsbourg, Elvis Costello and harpsichords, but on Want Two Rufus Wainwright makes sex, drugs, politics--and yes, belated redemption--sound positively velvety. --Kevin Maidment
まさに至福
★★★★★
先にボーナスでついてるDVDの感想から。この人生歌がとにかくうまい!音程まったくずれないし声量も充分。ライブには定評あるので期待はしてたがまさかこれほどとは。本編はWant Oneの製作時に曲ができすぎたためあまりで一枚作ってしまったというもの。じゃあだめなのかというととんでもないです。Want Oneに勝るとも劣らないすんばらしいアルバムです。ジャケが女装したルーファスですが前作にくらべてちょっと内省的、内に秘めた女性的な強さがあるかな。恍惚感は相変わらずです。ドリーミィな曲に官能的な鼻声を響かせるルーファス。好きすぎる。てか完全にジェフバックリィは超えてるんですけど…。ライブが待ちきれない。
DVDは見応えあり
★★★★☆
ルーファス・ウェインライトの4thアルバム。
輸入盤は20曲のDVDつき。ルーファスはライブになると更にいいです。
日本盤はボーナストラックが名曲です。
どちらも買ってしまいました。
この後、どうなってしまうのだろう?
★★★★☆
タラフ・ドゥ・ハイドゥークスのニコラエ爺が弾いているようなギコギコというフィドルの音から、かなりアラビックな旋律の詠唱が続き、気がつくと華麗なオーケストレイション・パートで終曲。すかさず、バンド・サウンドを幹にした2曲目へと展開したと思いきや、“幻の名盤箱”に収まっていそうなムズムズ・女声コーラスが登場。あとは、金縛りにでもあったかのように最後まで聴かされてしまいました。
いや~ホント、参りました。アンティバラスの"Who is this America"と太陽肛門スパパーンの“テロリスト・ブッシュと人間”とこれで、3枚束にしてホワイト・ハウスに送りつけてやりたくなります。
前作"Want One"からほぼ1年で発表され、前作の補遺盤のように言われることが多いようですが、この完成度はどうでしょう?自分でも止められない程、曲想が内から沸いてきて止められない唯我独尊ぶりは、(音楽性はまったく違いますが)一時のプリンスを思わせるような勢いに満ちています。
ジョン・ブライオンのファンとしては、デビューの奇妙でカラフルでポップな音像が、結果としてなぜかルーファスの歌とピアノを強く印象づけてしまうという、ジョンの逆説的なプロデュース・ワークが大好きだったので、前作"Want One"はあまり聴き込めずにいました。
でも、これは別。マリウス・デ・ヴリースのプロデュースは打ち込みの音さえもアコースティックに響かせ、ルーファスの歌に焦点がぴたりとあっています。前作までエグゼクティヴ・プロデユーサーとしてクレジットされていたレニー・ワロンカーの名前が見当たりませんが、バーバンク・サウンドの血統は相変わらず強く感じられます。
彼の父上の"Old Friend"や母君の"Heart like a wheel"を知っている皆さん、この天才にご両親を超えてもらいましょうよ!
しばらくは、彼の動向から目が離せないのではないでしょうか?
至福の音楽 --第二章--
★★★★★
前作「WANT ONE」(2003年)と
同時期に録音された続編的な作品。
70年代に活躍したシンガー・ソングライター、
ケイト・マクギャリルと
フォーク・シンガー、ロードン・ウェインライト3世との間に
生まれたルーファス・ウェインライトは
カナダの音楽的サラブレット。
ピアノを主体とするクラシカルなサウンドと
トラディショナル・フォークの融合した
華麗かつ美しいバック・トラックにのせて
ルーファスの美しい声が
のびやかに、ときに力強く
そして繊細に響く。
優しく包み込むようなデリケートな感覚、
甘くとろけるようなスウィートネス、
クラシックに根ざした
ジェントルなイメージ。
至福という名の音楽、
第二章の幕があがる。
中世の世界へ迷い込んだ羊よろしく
華麗な世界観にとまどい
やがて、ぎこちない舞を始める。
いつのまにか
頭の中で
中世のステップを踏んでいる。