映画館に行きたくなる、旅に出たくなる
★★★★★
キネ旬で連載していたときから読んでいましたが、
結構加筆されたみたいで、内容、充実していました。
なぜか片桐はいりさんを街中でよく見かけるので、
なんとなく親近感がありますが、
この本を読んでさらに増しました。
なにせ、いまだにボランティアで映画館でバイトみたいなことを
しているんですから。
女優なのに、そういう庶民感覚が
(というか庶民でも映画館でボランティアしませんが(笑))
文章にもにじみ出ていて、本当にほんわかします。
前半はご自身の映画館の思い出がたくさん書かれているので、
とにかく映画館に行きたくなりました。
そして後半は、旅先で見つけた、というより探し出した
映画館の話で、今度は旅に出たくなりました。
この本に出ている映画館に行ったら、
この本の話で盛り上がれるかもしれない。
そんなことを思いました。