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オタク論2 !(2)

価格: ¥1,575
カテゴリ: 単行本
ブランド: 創出版
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視野を広げる一冊 ★★★★☆
 オタクの代表というか、既にそんなものは乗り越えた感もある著者による対談集
第2弾です。入口こそオタク話なのですが、一旦中に入ると、社会システム(平等を
追い求めるのか、一定の制約があっても庇護のある階層性を認めるのか?とか
情報過多の弊害等)や、経済的な話(商業化するコミケと著作権の関係等)
・・・等が繰り広げられています。

 その反面、隙間時間に読むにはうってつけの娯楽本という性格も持っています。
なのでこっちの属性のある人は小難しいことを抜きにしても楽しめる(逆に腹を
立てる人もいるでしょうが・・・)のです。それにお題は14個ありますが、一題
あたりの分量はそれほどありません。

 中身は濃いです。気軽に読める分、何度何度も読んで、本のエキスを吸い取って
下さい。その上で、本書の中で述べられている各文献であったり、各カテゴリーの
専門書を漁れば、さらに視野は広がると考えます。
論理の飛躍が多く、読んでいて刺激になる ★★★★☆
2氏による対談集。

コミケ、鉄オタ、腐女子、スピリチュアルから経済格差による
貴族奴隷論などの社会学まで。

論理の飛躍が多く、読んでいて刺激になる。
オタク評論界の「時事放談」 ★★★★☆
政界の大御所たちがテレビの片隅でひっそりと語り合う「時事放談」という番組がありますが、本書はそのオタク評論界バージョンです。読者の問題意識や日頃の関心事について「役に立たない」意見交換が行われるが、御大のファンなら楽しい、という一冊。

内容は、主にアニメファン周辺の時事的なテーマについて「もう初老なんだから説教がましくなるぞ」というスタンスで語り合う対談本。当然のごとく「いまどきの若い者は……」みたいな話題が豊富です。御大といっても名が売れているだけで、どんな発言をしたところで一般のオタクに具体的な影響があるかといえば、全くない。意見に賛成できないとか何とかでカリカリするのは時間とお金の無駄。ファンブックの類と思ってください。

今回のラインナップは「同人誌が生き残るには」「オタクの取り扱い方」「鉄オタ分析」「スピリチュアルが廃れないわけ」「オタク論壇の現状とこれから」「現実生活でもキャラは大切」「懐古の空想性」「本を捨てる」「ネットで叩かれて気付いたこと」など。前巻の「オタク論!」と比較して他人事について語る割合が増えた印象です。

元が月刊誌の連載なので、大長編はなく、空き時間にスイスイ読めます。終盤、ネタ切れ感が漂う中、両者の多忙で連載が終了してしまいましたが、数年後に復活して同じようなテーマで語ってくれたら私は嬉しいです。