「今」を知るために。
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今の日本を知るために、真実の過去を知りたい。その指導者の心を。それがどのように展開し、数多くの人間と時間を経て至っているのかを。その為の絶好の手引書であった。
アメリカ側から見ると先の戦争はどう見えたのか。
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戦後65年を過ぎ、良きにしろ悪きにしろ、
戦後日本を作った元凶であるといわれることが多いマッカーサー。
そのマッカーサーが、どのように思っていたのかが、霊言で明かされた。
この中で、まず最初に感じたのは、
「アメリカにとっても、日本との戦争は、かなり大変だった」ということだ。
日本人は、負け始めてからの太平洋戦争しか記憶にないが、
実はこの戦争4年にわたっており、しかも最初に限れば、ほとんど日本側の勝利である。
アメリカからすれば、もちろん、策略を使って日本を戦争に誘い出したものの、
この日本の異例の強さに、「勝てるかどうか分からない」必死な4年を過ごしたということだ。
日本軍のこの強さが、「二度とこういう戦争をしたくない」という思いとなり、
軍隊の放棄、戦争の放棄をさせたということが述べられている。
後の山本五十六の霊言にも関連するが、
ミッドウェーを取られて、負け始まる前に、
日本人が知恵を持って、講話を結んでいれば・・・。
歴史には、「もしも」は禁物だが、改めてそう思う。
マッカーサーは、日本国憲法を含めた戦後の復興策について、
「日本の方からの復興プランなども取り入れており、
また憲法に関しても日本の憲法学者の意見も取り入れた。」
という趣旨の発言をしている。
また、「硬性憲法とはいえ、国民が憲法を変えたいといえば変えれたはず」で、
「占領されたあと、日本が経済的にも発展し、平和が続いたので、
その憲法を国民が支持した」と述べている。
この発言には、マッカーサーが老獪な考え方で、
「日本国憲法についても、責任は日本にある」と言っているともとれるが、
「戦後65年たっているのだかから自国のことは自国で責任を取れ」と
言っているようにも思える。
その他にも、マッカーサーが昭和天皇をどうとらえていたのか。
マッカーサーの占領政策の変化についてなど述べられていて、
「アメリカ側から見ると先の戦争はどう見えたのか」がよくわかる。
個人的には、山本五十六に、あと数年して霊言をいただけたらいいなと思っている。
陸軍に対する発言など、今聞いても見識の高さを感じられるのに、
状況が状況だったので残念だ。
マッカーサー元帥(改訂)
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マッカーサー元帥は素晴らしい方ですね。
ある程度の自己弁護というか美化も、仕方がないと思います。
双方、あるいは多方面のバランスを考えながら発言されていることに感心するところが多かったです。
これからも読み進めて、拓けた精神を学んでいこうと思います。
日本人3名の方には、少々落胆させられましたが、山本五十六氏は可哀想な面もあると思います。
もし、彼の意見が軍部に取り入れられていたら、あの世での結果も変わっていたと思います。
吉田茂氏は結果オーライという感じで、過程に問題がありますね。
鳩山一郎氏は、かなり困った感じの人物でした。
富が自分の周りにありすぎて、感謝の念が足りない人ですね。
折角、富を得たなら、ロックフェラーのように遣いたいものです。
「明治天皇・昭和天皇の霊言」も併せて読まれると、今現在の政治、経済、宗教の問題点が解ると思います。
結局、何がしたいのか…
★☆☆☆☆
もう少し、何とかならないでしょうか。
単に『霊言』だけで、易々と国民の感情は動きません。まぁ、信じるか信じないかは別にしても。
もっと根本的な政策を考えたり、現実的な解釈が必要なのではないでしょうか?
一度、本書を立ち読みしてみて下さい。大川隆法や幸福の科学の『実態』を知ったうえで、購入するのかを決めて頂きたいです。