日産のCMで「今夜はブギーバック」のカヴァーで
いまちょっとだけ前に出て来ているユニットです。

脱力感あふれるラップなんだけれど
滑舌が良いのか歌がうまいのか
スッと入ってくるノリ乗りサウンド！

歌詞にあまり意味は見いだせないけれど
語感がやっぱノリノリでつい口ずさんてしまう。

音楽的にジャンル分けすることも出来ないほど
自由気ままな音楽のパレードで
純粋に音楽が楽しく思える一枚です。

your song is goodとのコラボナンバーも聴きごたえ抜群。

全ての音楽好きにお勧めします。

1枚目でJ−POPシーンに衝撃のメガトンパンチをブチ込み、
2枚目で勢いだけでないことを証明するポテンシャルと進化を見せ、
さぁ3枚目はどれぐらいのインパクトがあるのかと
並々ならぬ期待を寄せていたんだけど
ドロップされたのは想像もしなかった中身。

正直言うとこれは“ラップがおまけ（脇役）のポップスアルバム”。
ファンとしては一つのターニングポイント。
トラックもサブカル色やHIPHOP色は無いに等しく、
ポップス上にラップがのっかってる状態。

1曲に占める比率が歌9:1ラップ比率の曲、及び
ラップが全くない曲を聴いているとなんかもう
「これから徐々にラップを卒業する方向？」ってゆー
不安と切なさを感じてしまいます。

ポップスが聴きたいなら他で聴きます。
ハルカリの“ラップ”が聴きたいんです。

ハルカリの“ポップス”が好きなファンはこのアルバムが始まり。
ハルカリの“ラップ”が好きなファンはこのアルバムで小休止。

HALCALIって実は海外で知ったのです。「超受ける、日本人デュオ−がいるけど知ってる？」と外国人の知り合いに紹介されました。
当時は全然知りませんでした。恥ずかしい…
聴いてみて、即思ったのがPUFFY。
たしか、彼女たちも海外でかなり受けてましたね。
ジャンルを決めるなら、rapかな？しかし、本来のラップ系（暗い内容）とはかなり異なっているし、ピコピコサウンドが混ざっているので、エレクトロ・ラップとでも言いましょうか？結果は気軽に聴ける面白い音楽です。
ただ、ビジュアル的アイドルとは言えないし、ジャンル的にもマイナ−ですし、日本では受けそうも無いですね。
でも、何かの機会で聴くことがあれば、清き一票をよろしくお願いいたします。

ハルカリの3rd。「サイボーク俺達」という挑戦的なタイトルに、ものすごくクラフトワークばりのロボットな感じを期待していたのですが、それはちょっと肩透かしでした。むしろよりポップに、華やかなサウンドになったという印象で、歌もこれまでの中でも、最も多いかと思います。

もちろんクオリティは高いです。さまざまなアーティストが提供したどのタイプの曲も、よく噛み砕いて、自分たちのカラーを出せる実力は見事です。ただ、この次は、自分たちでプロデュースしてみるくらいの新たなるステップを期待したいです。1stのようにラフな感じの作りに、僕はものすごく魅力を感じていたけれど、そこに戻ってというつもりはなくて、新たな彼女たちの境地に行き着いてほしいというか。それだけの才能はあると思っているので。

絶対本家ではしないであろう、ハイロウズのサンプリングを使ったFPMの楽曲や、
荒野の七人をサンプリングしたO.T.Fの楽曲、その他にもm-flo、BIKKE、田中ユウスケ、POLYSICS、
宇多丸、YOUR SONG IS GOOD、アイゴンにRAM RIDERまで、プロデューサー陣はもはやプチフェス状態。
どのプロデューサーも自分の色を出しつつ、HALCALIの色を考えて作った楽曲を提供し、
それをギリギリではなく完璧にサーフライディングしている2人はもはやオリジナリティーを確立している。

”音楽って「音を楽しむ」って書くじゃん！”みたいなそんなノリがずっぱまりなパーティー感たっぷりで、
初期の脱力感も残しつつ、しっかりとした成長も感じ取れるし、
とにかくアルバム全編を通して無理なくすっとなじむところが絶妙。
DVDに収録のPVもキュートでファニーなHALCALI観が良く出ているので是非。