一番好きな本
★★★★★
私は「気ままなパンの本」を出版当時に読んでから、著者の本はほとんど持っていますが、この本が一番好きな本です。この本のお菓子は本当にシンプルで美味しいし、添えられたエッセイや写真もとても素朴で素敵です。月間誌の連載をもとにまとめられた本なので、一つ一つ丁寧に時間をかけて作られた紙面だということがよく伝わってきます。飾り気はないけれど、素っ気なくない本だと思います。
最近文庫化もされたようですが、やはり単行本の存在感にはかないません。私はレシピを見ながらお菓子を作るために本が傷んだので、2冊購入して持っています。
レシピvsエッセイ
★★★★☆
前半はお菓子に関するエッセイ、後半はそれぞれのレシピという構成。
エッセイは、そのお菓子の由来やコツなど。
後半は見開きで、完成写真1ページ&文章のみのレシピ1ページ。
文庫本サイズなので小さく、また見ながらお料理は厳しい。
でも、超初心者でなければ問題ないでしょう。
洋なしのタルトタタン、タマネギのタルト、サツマイモブレッドなど、
おなじみのお菓子でも、主役になる食材がちょっと変わっていて
オリジナリティがあるように感じました。
いつもの堀井さんらしく、焼きっぱなしで凝ったデコレーションなし。
レシピ本としてはエッセイ部分が多すぎるような、
エッセイ本としてはレシピがたくさん載っているような。
どっちがメインなのか?と考えてしまいますがなかなかおすすめです。
大事にしている本です
★★★★★
著者の若い頃のとてもきれいな写真集のようなレシピ本。
食器やテーブルクロスなどにも刺激を受けます。
何気ない感じなのに計算しつくされた美しさがあります。
焼き菓子事典
★★★★☆
この本はぱっきり半分で用途が違っています。
前半はまさに「焼き菓子事典」と言った感じで、粉と果物を使ったいろいろ
なお菓子を項目別風に取り上げて、それぞれに対して短めのエッセイ風のコ
メントが載っていて、料理エッセイとして楽しめます。
後半は前半に写真で載せているお菓子のレシピ。
ただレシピと写真が離れたページにあるので、作ろうと思っている人には
使いにくい面もあるかもしれませんが、読み物として見るなら、写真はどれ
も綺麗で美味しそうですし、レシピのページにもかわいいイラストがたくさ
ん散りばめられていて、とても綺麗な本です。
表紙のオレンジと赤も「焼き菓子」の温かいイメージと合っていて、素敵です。
大人が食べたくなるシックなデザートがいっぱい!
★★★★★
ブランマンジェ、フランボワーズのアイスクリーム、サヴァラン、ウー・ア・ラ・ネージュ(雪卵)、いちじくのキャラメルソテーなど、レストランで食後に出てきそうなデザートがたくさん紹介されています。
どれも作り方は簡単で、甘さは控えめ。材料の風味が立っています。洋酒の効いた小粋な味も多い。さらに、材料を変えたアレンジのヒントもあり、とても親切です。
最初は、美しい写真と旅やデザートのエッセイにうっとり、次に作ってみてその味にうっとりの2度美味しい本!