忘れちゃいけない初期作品
★★★★★
かなり初期のアルバムなので、最近ファンになったという人は入手が難しいもの。
しかし、確かに近年の作品に比べたら杉山の主体性はまだまだ薄いとはいえ、ルーツであることに間違いはない。
夏、海、はもちろんだが、むしろこの時期の方が恋愛のさまざまなシチュエーションの曲が多かったようにも思える。
バラード・ベスト集「BALLADS with Love(バラード・ウィズ・ラヴ)」にも収録された「パーク・サイド・ロマンス」、「サンセット・ラヴソング」は名曲。明るい「I'll Be There」は今聴いても全然古くない。「SHEDE~夏の翳り~」では、失恋を歌わせても思い切り暗い表現ができる歌手としての杉山の一面を聴くことができる。