前作の流れを汲みながら、後の「ガラスのパーム・トゥリー」あたりにつながる彼らのスタイルがある程度見えてきた作品。歌唱に迫力を増した杉山清貴が4曲を作曲し、グループとしての充実をうかがわせる。林哲司と秋本康による組曲「ネヴァー・エンディング・サマー」が目を引くが、こういった挑戦が出来たのも勢いがあったからだろう。「ミスティー・ナイト・クルージング」や「イースタン・レイルロード」ほか、より当時のポップフィールドに近づいた楽曲に「ふたりの夏物語」での大ブレイクの気配を感じる。(大脇太一)
秀作です
★★★★★
私もこのアルバムがリリースされた頃は高校時代でした。特にNEVER ENDING SUMMERの4曲はストーリー性があり何回聴いても素晴らしい!当時の私にとって限りなく、オトナの世界でした。当時のレコード版はまだ所持していますが、あいにくレコードプレーヤーがないため、AmazonでCDを見つけた時は感激しましたアルバムのジャケットもオシャレですよね。是非皆さまにお勧めしたい一枚です
名曲揃い
★★★★★
パブリックイメージとは異なり、秋や冬のシチュエーションでこそ持ち味が生きたオメガトライブの、「リヴァーズアイランド」と並ぶ最高傑作。杉山清貴・林哲司という厳密には資質の異なる2人のメロディーメーカーの世界が、この2作では無理なく融合している。甘っちょろいとか批判もあるだろうが、ここまで徹底すればいっそ清清しく独自世界を確立した感がある。シングル曲(4)はヒットしなかったが、疾走間のあるマイナービートという林哲司の必勝パターンを少し捻った出来栄えがお見事で、個人的にはオメガシングルの最高作に推したい。エンディングも、名曲と言われる「アローンアゲイン」とひけをとっていない見事な仕上がり。80年代J−POPの収穫として、もっと広く聴かれてもよい1枚。
海の香りがする都会的なサウンド
★★★★★
オメガを総合プロデュースしていた藤田さんの言葉ですが、
オメガトライブのコンセプトは、リインカネーション。
それれは、当時のファンが懐かしく想いまた聴いてみようと思う人。
当時を知らない若い世代が聴く機会を得て、その良さを知る人。
短い期間でしか活動していなかったけれども、5枚のオリジナルアルバムに込められた
「 この海の香りがする都会的なサウンド 」と
「 日本語にまだ力のあった時代の詞の世界 」を長く聴き続けて
欲しいと言う思いが伝わります。
私のお勧めする曲は、このアルバムのタイトル名と同じ組曲
「 ネヴァー・エンディング・サマー 」です。
特に7曲目がお勧めです。作詞の秋元康さんの優しく素敵な歌詞と
ロマンチックな作・編曲の林哲司さんの素晴らしさを感じます。
評価:星4は「JOANNA」が収録していいないのでマイナスにしました。当時シングルで購入した、4曲目の「 リヴァーサイド・ホテル 」カップリングの曲でしたが名曲です。
もちろん作詞:秋元さん、作・編曲:林さん。
是非、こちらも興味がありましたら、一度聴いて欲しいです。
かなりお勧めです。
スカっとします!!
★★★☆☆
オープニングの、1.ミスティー・ナイト・クルージングが気に入っています。今聴いても古さを感じません。
思いっきり夏を意識させてくれます。スカっとするためにどうぞ
今だから聴きたい、オメガの名盤
★★★★★
杉山清貴&オメガトライブの代表曲と言えば、「ふたりの夏物語」、「君のハートはマリンブルー」、「SUMMER SUSPICION」…。
彼らのアルバムの中で、こういったメジャーな曲が入っていない唯一のアルバム。
それなのに、今聴いて最も色褪せず、当時以上に響くアルバムと言えるのではないでしょうか。
組曲「NEVER ENDING SUMMER Ⅰ~Ⅳ」は、そのストーリーがまるで映画のように視覚的。
杉山作曲の4曲は、今につながる彼らしいサウンドが楽しめますし、
「RIVERSIDE HOTEL」は、シングル曲の中ではマイナーかもしれませんが、遜色ない名曲です。
彼らのアルバムの中で、今最も聴きたい、聴いて欲しい名盤。