グループ最大のヒット曲「ふたりの夏物語」のロングバージョンが収録されているため、オメガでは最も売れたアルバムと思われる。後の杉山ソロアルバムと異なり、オメガのアルバムは基本的にメインソングライターの林哲司氏の色合いが強いのが特徴だが、今回はその林氏の持ち味が十分に発揮されているとはいい難い。前作までどのアルバムにも必ず入っていた「名曲」と言えるオリジナル曲が無いのだ。オープニングの「ＲＯＵＴＥ１３４」が印象に残るが、それでも「アローンアゲイン」「リヴァーズアイランド」などに比べると今ひとつの感が強いのはどうしてだろう。オメガには夏よりも秋や冬のほうが本質的に似合うということの証かもしれない。

　ＣＤでも売られていたのに気づきませんでした。このアルバムの発売当時はレコードでしたので、ジャケットが大きくて、キレイなジャケットで部屋にポスター代わりに飾ってもいいくらいのものでした。
　「ふたりの夏物語」はシングルとチョットだけ違うバージョンなんですよね。
　彼らのなかでは一番好きです。

自分のおこずかいで買った生まれて初めてのＣＤでした。
僕がギターを手にしてＡＯＲ系のバンドを始めたきっかけも
このＣＤでした。このアルバムを聴いて俺もはやく、きれいな
女の子を彼女にして海に湖にドライブしたいな・・・と憧れた
ものです。杉山さんそして職業作家さんたちありがとう！

オンリユー♪で始まる二人の夏物語から始まっているこのアルバムは、唯一私の手元に置きたい杉山清貴のアルバムです。学生時代つきあっていた彼とこればっかり聞いてました。その頃はテープにとってダビングしてもらっていたものです。私はYou'ｒｅ a lady,I'm a man.が大好きで、この曲ばかり聴いていました。古い曲だし、このアルバムでしかこの曲聴けなかったような気がします。
この曲を聴くだけでも、このアルバム購入の価値ありますよ。バラードの男女のｄｕｅｔがとても素敵です。二人の大切な夜を過ごす時に、静かにｂｇｍとしてかけてみてはいかがでしょうか？
せつない夏の恋のCDです。お勧めです。

アナザーサマーは夏のドライブのＢＧＭにも、夜のムードを盛り上げるのにも使える多用途のアルバムだ。１－３曲目はまさに、葉山あたりを車で飛ばしながら聞くべき曲で、歌詞やアレンジもそのようになっている。ふたりの夏物語は、ごく短い作曲時間と作業で仕上げた曲と聞くが、彼ら最大のヒットシングルとなった。アルバムの後半はムーディーな曲が続く。シンプルなアレンジと曲構成だが、妙にキャッチーでかっこよい愛の蜃気楼。定番バラード曲のYou're Lady I'm a man。佳作ぞろいの名盤だと思う。