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Out Front

価格: ¥1,045
カテゴリ: CD
ブランド: Ojc
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ozzie cadenaに拍手 ★★★★★
jaki byardのnew jazz(prestige)盤で、64年録音。

ジャケットに惹かれたのが購入のきっかけでした。暗い白紫色で統一された色調、整然と並んだブロック状の壁が、画面の左手後方にどんどんと退いてゆく。

スタンダードとオリジナル(大曲含む)をバランスよく並べていて、リズム隊は (61年セッションのおこぼれ1曲を除き) bob cranshawとwalter parkins。このcranshawのベースが非常に良く録れている。重く粘るトーンだが、フロント(byard)を押しのけるような嫌味が全くない。それでいてバネのように伸縮するひびきでbyardと絡む一体感は本当に溜め息もの。cranshawの魅力はまさに、こういう演奏/録音で表出されるのだと、個人的には思う。

肝心のbyardも、cadenaプロデュースというだけあってピアノの余韻を浮かび上がらせていくような演奏に徹していて、この人の知られざる一面が垣間見える。少しhank jones的なピアニズムというか。byardの落ち着いた演奏がまさかこれほど美しいものだとは。この盤の雰囲気は、なる程50年代のSAVOY盤に通ずるものがある。cadenaのセンスが活きたという事だ。

4曲で聴ける2管はrichard williamsとbooker ervin。彼らもともに寛いだ風情を見せていて、とりわけ“searchlight”のwilliamsのソロは絶品です。
端正なジャキ ★★★★★
美しく端正にまとまった統一感のあるアルバムだ。騒がしいところがないので、ジャキらしくないとも言える。トリオによる演奏とホーンが加わったものがあり、リチャード・ウィリアムス、ブッカー・アーヴィンがジャキの意図を汲んで上品で深みのあるソロを聴かせる。とはいえ個性を殺してまでおとなしい演奏をしているわけではない。聴き応えは充分ある。演奏時間の長い(4)はクラシカルな構成でアルバム中の白眉。ワクワクするような所はないがじっくり腰を落ち着けて聴ける内容だ。