3曲目の「Aquarium in Tears」の詩、
「白いクーペから　差し出した左手に　握ってた指輪　アスファルトに音たてた」
こんな詩、誰が書けるのだろう…売野雅勇氏の感性にただただ感服するばかりだ。

固いコンクリートに落とす乾いた音と、Aquarium（水族館）のみずみずしい潤いとの矛盾を、
男女間の恋愛で表現する売野の感性は当時のカルロスの歌唱を見事に支えている。

全体で聴くとこのアルバムは様々な事にチャレンジしている事に気づく。
その根底に有るのはカルロスの無邪気で透明で、だけどどこか悲しい声。
飛びぬけて上手な歌唱ではないけど、どこか懐かしく清潔だ。
当時の彼のぎこちない新鮮が満載なアルバムだろう。

2曲目の「You Belong to Him」
何度聴いても飽きないし、その展開は今聴いても色あせない。
大人な感性と少年の心、年上の女性への憧れ、そんなジレンマ、
揺れ動く「男」の感情を現した歌手って、彼が最初で最後なのかも知れない。

Night Childが無性に聞きたくて手にしました。当時かなり聞きまくってたアルバムなだけに当時を思い出して泣きそうになりました。当時は中2だったからわからなかったけど今改めて聞き直すと、こんな大人っぽい雰囲気の一枚だったんだ…とより良さを発見しました。夏の朝や夕暮れに聞きたくなるアルバムですね。やっぱ80年代は良い曲良いアルバムが多い。

思い入れ度はかなり強いアルバム。発売から４年くらい常に聴きまくってた。もちろん今でもたまに聴いてる。

このアルバムの（5)「Night Child」などに見られるサビの効果的な英語詩はゴダイゴが登場して以来のインパクトを受けた。

（2)「You Belong To Him」（8)「Older Girl」などはカッコ良さを通り過ぎて切なくなってくる。

シングル三部作（6)「君は１０００％」（このアルバムには未収録だが）「Super Chance」「Cosmic Love」と曲の作りがどんどん凝ってくる。特に「Cosmic Love」を最初聴いた時はあまりのカッコ良さにカルチャーショックに近いものを感じた。

杉山清貴＆オメガトライブ時代よりさらにデジタルサウンドになっていて、逆により情感的なアルバムに仕上がってるという印象が残る。

80年代に青春を過ごした人でこのアルバムにハマった人は大勢いるだろう。このアルバムを聴く度にカルロス・トシキの甘いボーカルがあの終わりのない永遠の夏へいざなってくれる。

LPを持っていましたが、音質が悪くなってCDを買いました。
ときどき聴きたくなります。もう20年も聴き続けていることになります。

ヒットした「君は1000%」はもちろんいいですし、タイトル曲の「Navigator」もいいですが、一番好きなのは「ユー・ビロング・トゥ・ヒム」です。
切ない曲調、スピード感のあるリズム、西川さんの作曲、有川さんの詞が、杉山清隆＆オメガトライブ時代を思い出させます。

海辺をドライブするときに聴くとピッタリ合います。

私が中学生だった頃、彼らの全盛期でザ・ベスト10にもよく出演されていました。
都会的で洗練された雰囲気のサウンドと
カルロストシキのちょっと鼻にかかった甘く切ない声が印象的。
君は１０００％は大ヒット曲で言うまでもありませんが
タイトル曲『Ｎａｖｉｇａｔｏｒ』はかっこよくて特にすき。
歌詞も繊細な男性の気持ちが表現されていて印象的でした。
夏になると今でもなんだか１９８６オメガトライブの曲が恋しくなります。
ベスト盤もいいですが、こちらのアルバムもお勧めです。