見た話ばっかり
★☆☆☆☆
高橋さんのシリーズ二番煎じです。
今回も半分だまされた気分です、もう開高さんで商売するなら
別な話にして欲しいな・・・
もうネタが尽きているのではないでしょうか。
開高さんのファンなら見て、聞いた話ばかりです。
でも買ってしまうんですよね・・・・・・・・
それが狙いなんでしょうか。
同時に読み返した、谷口教授の旅の特別料理の方が面白いです。
また。
★★★★★
僕の心の中に開高さんの部屋があります。会った事も無いのに。何でだろう・・。 世界を釣り歩いたから? 世界を食べ歩いたから? それとも、『読む』ではなく『感じる』本を書く人だったから? ・・見た目はタヌキみたいなオッチャンやのに。 でも、カッコいい。この本を読んでまた、心のオッチャンの部屋がでかくなった。
開高健が愛しくてたまらなくなりました。
★★★★★
開高健という人が、ずば抜けた知識人で、食いしん坊で、釣りが好きで……という話を書く人はこれまでにもたくさんいたけれど、この本には開高健という人の人間としての可愛らしさがいっぱいに詰まっている。
著者の高橋さんが人生を丸ごと影響されてしまうほど好きだったように、開高健の周りには、同じようにそのチャーミングさにまいってしまった人がきっとたくさんいたんだなということが、しみじみと伝わってきました。
最後に遺灰を川に流す話のあとで、開高さんが大きなイトウを肩にかついで、子どものように喜んでいる写真を見たら、もう泣けてしまって。久しぶりに本当に素晴らしい本に出合いました。
温かい気持ちに包まれました。
★★★★★
ユーモアに満ちて、優しくて、思慮深い、人生を勇気付けてくれるような開高健の言葉たちが、著者の語りを通じて生き生きと伝わってきました。それらは『オーパ!』と同じように、元気と希望を与えてくれます。
著者は、26歳にして開高健と知り合い、その後世界中へ旅の同行を繰り返しながら、人生を丸ごと影響されてしまうのですが、その師が病で亡くなったときの遺失感は、あまりにも悲しく、読んでいて思わず泣けてしまいました。
今まで不思議に感じていましたが、この本を読むと、文豪・開高健が、なぜ生涯を通じて旅にはほぼ必ず高橋カメラマンだけを指名し続けたのかが、わかったような気がします。開高さんも高橋さんも、お互いにこんな人と旅をできるなら、幸せだろうなと思いました。
できることなら、開高さんの骨を流したモンゴルの川のその場所へ、行ってみたいと思いました。
がっくり・・・
★☆☆☆☆
明らかに期待外れでした。開高氏との出来事をもう少し書いて欲しかったですね。過去の「オーパ!」等で使った写真ばかりで目新しさもなし・・・こういう本は書店で確認すべきですね。これだけ外すと気分がすっきりします。