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インスティンクト

価格: ¥3,045
カテゴリ: CD
ブランド: ビクターエンタテインメント
Amazon.co.jpで確認
   ブルーグラスなど一部の例外を除けば、ヴァイオリンはこれまでポピュラー音楽の中でそれほど中心的な楽器ではなかった。ところが1980年代後半あたりから、日本ではこの分野でヴァイオリニストの活躍が目立つようになってきた。それは、音楽大学でクラシック音楽の専門家になるべく研さんを積んでいた人たちが、従来のキャリア・パスに飽き足らず、いわゆる「クロスオーバー」なフィールドに続々と進出してきたからだ。

   もちろん、彼/彼女たちはポピュラー音楽の特定のジャンルをバックグラウンドに持たない。必然的に、目の前にあるいろいろな音楽スタイルを自分なりに咀嚼(そしゃく)することでレパートリーを創ってきた。川井郁子も、早くからそんな冒険の航海に船出したひとりである。今回彼女は、ジプシー音楽の要素を大きく取り入れたオリジナル曲でアルバムの幕を開ける。細かく音が動くリズミカルな低音域と、大きくフレーズを歌わせるメロディアスな高音域のコントラストが印象的なナンバーだ。ワールド・ミュージック的なものではこのほか、フラメンコやラテンの雰囲気を漂わせる曲がある。

   そうしたエキゾチックなアプローチとは別に、川井にはそこはかとない風情のアンビエントな音楽への志向性も持っている。このアルバムでは、シンセサイザーの音の海の中で戯れるような「ヴォイス・オブ・ザ・ウェイブス」、ハープの伴奏に支えられ、ちょっとノスタルジックなメロディーをつむぐ「マホラ」などが収録されている。薄明かりの中で見る光景のような、不思議な美しさがある。(松本泰樹)

感動は派手さとは関係なく ★★★★★
感動的な演奏ではあるが、ど派手な演奏ではないことが、心地よさにつながる。旧来のクラシックとは異なるが、奇をてらわない演奏は、クラシックの楽しさを深めている。あわせて、新世界を聞くと面白いでしょう。
いいですね!!!! ★★★★★
川井さんの結婚・出産前の演奏作品です。
子供を持ってからは表現方法が多様になったとご自身語っておられましたが、このCDの段階ではまだその次元に達しないものの、情熱や躍動感は感じられるはずです。とりあえず、買って聴いてみて後悔することはないCDだと思います。
今後も益々活躍されることでしょう。
打楽器の功績 ★★★★☆
日本人が好きそうなドラマチックな曲、ロマンチックな曲、センチメンタルな曲を集め、編曲で曲調をさらにパワーアップ。そして挑発的なジャケット。売れるアルバム作りに走っているなあ〜という感じ。たいていの人はハマります。そのせいか、このCDを買った当初は、あざとさが鼻についてほとんど聴かなかったのに、どういうわけか、購入後2年ほどたってから頻繁に聴くようになった。

パーカッションが良い。使っている打楽器を全部数える気にはならないし、その能力もないけれど、多彩な打楽器がアクセントとなっている。宵待草などが良い例で、打楽器を抜いたら大正時代の演舞場でバイオリン弾きが演奏しているのを聴く気分になるのではなかろうか。パーカッションが現代的な感覚をうまく引き出している。他の曲を聴いても、あるときはドラマチックに盛り上げ、またあるときは甘ったるいロマンチックな曲のスパイスとなって良く効いている。

まったくもお すごい ★★★★★
まったくすごいんです、この前ライブにいってきましたがライブでもやってるんです。すごい技術と女性でもどきどきしてしまうほどの色気。
川井さんみたいな人っているんですね。聞いてみてください。川井ワールドにはまりますよ!
ジャズ・バイオリン ★★★★★
これはジャズ・バイオリンとでも言うのだろうか - ジャンル分けしても意味はない。この作品で川井郁子が作り出す世界は、ほんの少しメランコリックで、しかし優しさに満ちている。深いバイオリンの音色は魂を包み込むようだ。

 明らかにジャズとしか思えないものから宵待草まで。一曲一曲をコメントなどできない。「パッション」も「マホラ」も、「パッション・イン・ブルー」も「ワルツ」も、そして「宵待草」も、どれも素晴らしい。これまで聴いてきたクラシックとも、ポピュラー音楽で耳にするバイオリンとも明らかに違う世界があった。

 川井郁子の作品ははじめだ。たまたま店頭で目にしたとき、AMAZONさんご紹介だったことを思い出し、いくつか手にとって当たりをつけた一枚がこれである。冒険だったが成功だった。あなたが成功するかどうかは全く保証の限りではないが、私はお勧めである。