キャッチセールスに引っ掛かりという経験はなくとも、誰でも電話での勧誘は受けたことがあるもの。意外にすぐに電話を切れずに困ったこともある人も多いのでは？この本では、事例だけでなく対処法も掲載されており、ＨＯＷ　ＴＯ本としてかなり使えると思います。興味はなくとも読んで損をすることはないと思うし、一家に一冊はあってもいいように思えます。電話は対面ではない分、逆に断りづらいのも確か。ここで、この本を防衛策として読んで、自分に自信をつけておくのも良いかもしれません。

キャッチセールス評論家として、あっちの勧誘、こっちの団体に怖いもの知らずにも潜入した結果をレポート。断る苦労を考えるだけでも頭がさがる。
以前、某画家の展示即売会でいすに座らされ、席を立たせてもらえず朦朧となった状態で版画を売りつけられそうになった（！）友人から勧められた本だが、とにかく相手の土俵に乗ってはだめなようだ。
悪質在宅ワーク勧誘その他、ちまたにあふれる罠・罠・罠、むしろ家族に読ませたい。
また、加害者の行動に手を貸してしまう羽目になるかも…という話もあり興味深い。就職、アルバイトもうかつにできない怖い世の中。
オレオレ詐欺や架空請求の進化ぶりもおそろしい！知っておけば少しは…と思うと知識は武器。
「ついていったらこうなった」で触れられていた、上からの許可が出たとたん今までと違うものを勧める勧誘員のエピソードも詳細が述べられているし、UFOの会のその後（笑）もわかっておすすめ。