まだ余力がありそうだが
★★★★☆
キーボードのセス・ジャストマンにプロデュースを任せっぱなしにして、なんとなく契約の数合わせで作られた感のあるアルバム。やけにキーボードの音が目立つのもそのせいか。ピーター・ウルフもこのころにはバンドから心が離れており、アルバムの出来不出来に文句を言う気も失せていたのだろう。
このライヴが収録された時点ではまだシングル「センター・フォールド(堕ちた天使)」が発売前だったため、残念ながら同曲での盛り上がりはそれほどでもないが、アルバム全体の内容はそんなに悪くはない。選曲はEMI時代のものが中心だが、結局はカバー曲の「ダンス天国」がベストトラックというのがやや寂しい。
思ったよりツマラナイ
★☆☆☆☆
気に入る曲が無くて辛かった。80年代のスタジオ盤をお薦め。
時代と共にBeatも変わる
★★★★★
デビュー当初より黒人音楽を愛して止まないJ.Geils Bandの3枚目のLiveアルバムです。それまでの2枚のLive盤ではルーズでタフなノリを信条として来た彼らのBeatも時代と共にシャープでジャストなノリへと変化した。透明感さえ漂う。録音された'82年と言えばStones/Still Life Tourのサポーティングアクトとして同行していた。(何と言う贅沢なコンサート!)その際Londonのカールトーンホテルのバスルームにてセス・ジャストマン/ピーター・ウルフ/J・ガイルズ/ボビー・キーズ/ロン・ウッド/キース・リチャーズによって”The Carl Tones"が結成された!ロン曰く「ドゥー・アップをやったのさ」と有るが、#9なんかやったんだろうねぇ〜 もしかして裸で?翌日にはメンバー全員に"The Carl Tones Original 4/5/6"と書かれたTシャツが配られ解散したとか・・・
後期のナンバーが中心で#1-4のこれでもかの波状攻撃でまずノックアウトした後、#5の大バラードで思いっ切り落とす。まるで壷を心得た演歌歌手みたい。セスのチープなシンセ(良い意味で)を中心にタフに吼えるピーター 歌心の有るJのギター 何処までも登りつめるマジックデイックのハープと正に役者が揃った感じ。#6ではその昔 ウーファー・グゥーファーの名でDJをやっていたピーターがRapを聴かすが、すんませ〜ん何時も早送りしてしまいま〜す。Wild Thingのリフをパクッた#7弾けたR&Rの#8/9を経てLastの#11まで聴き手の心を見透かす様に一気に聞かせます。これで腰が疼かない奴とは付き合いたく無いねぇ〜
アレンジ・ミキシング面でStil Lifeとの類似性を感じます。拡大盤は出ないんでしょうかねぇ〜
全Rock Fan買い!
事実上のラストアルバム
★★★★☆
J. Geils Bandはライブです。EMI移籍後の曲を中心にのっけからとばします。"Centerfold"も入ってます。でも、やっぱり、Atlantic時代の"Stoop Down #39"、"I Do"、またR&Bの名曲"Land of a Thousand Dances"のノリは凄い。
ライブアルバム好きご用達!
★★★☆☆
やっぱりライブが得意なバンドは、スタジオ録音よりライブアルバムに限ります。特に大ヒット作を出した後だけに勢いが違います。多少編集が荒い感じもしますが、あまり手を加えずに限りなく生の雰囲気を出そうとしたということでOKです。
このアルバムは当時でも中ヒット(ビルボード23位)程度なので、油断してると手に入らなくなる可能性も考えられます。早めに押さえておいたほうがいいかも。
このアルバムを最後にピーターウルフが抜けてバンドも失速してしまうのですが、その最後の華々しい瞬間を堪能してください。