インターネットデパート - 取扱い商品数1000万点以上の通販サイト。送料無料商品も多数あります。

三島由紀夫―剣と寒紅

価格: ¥6
カテゴリ: 単行本
ブランド: 文藝春秋
Amazon.co.jpで確認
三島由紀夫も好きだが福島次郎のほうがいい ★★★★☆
レビュアーの誰かが、三島について知りたいのであって、作者になんか何の興味もないみたいなことを書いていらしたが、福島次郎もいいんだぞ。いや、実を言うと私などはむしろ三島よりも福島のほうが好きだ。『禁色』も楽しいが、『バスタオル』はもっといいぞ、と思う。
福島の顔を見たことはないが、三島がこれだけ夢中になるだけあってかなりいい男だったと聞くし、この本を読んだだけでも、ユーモアに溢れた面白い人ではないか。
『バスタオル』のほうがいいが、この本もかなり好き。三島由紀夫の生き方よりも、福島のほうが好きかも知れない。好みの問題だろうけど。
等身大の三島像 ★★★★★
三島は政治的な理由で一部で神格化されている。しかし、本書では、祖母に溺愛された生い立ち、官僚出で几帳面すぎる両親、典型的な中流風の生活、言葉が溢れ出てくる文才、突然の結婚と派手な新居、嫁と姑の冷たい関係、ゲイバーを巡る交友関係などを、率直かつリアルに描いている。三島が小説の天才であったと同時に、隠れゲイで江戸時代武家風の男色を好んでいた、という文学史では語られることのない一面を知ることが出来る。それは、なぜ「仮面の告白」や、「禁色」が書かれたのか、ということの理解にも繋がるだろう。

三島の書生であった著者は、不幸にして三島をゲイとしては愛すことができなかった。しかしながら、小説家として心酔しており、三島は「小説の神様には愛されたが、肉体の神様には愛されなかった」という酷評から判断すると、小説家としては優れていたものの(ノーベル賞を貰っていたら、彼の人生はどう展開したのだろうか)、人間としては欠点の多い、どこにでもいそうな普通の人だったようだ。著者は、三島がゲイ、バイセクシュアルだったが、良き息子、夫、父親でもあったと証言しており、とても興味深い。

恐らく、本書によって三島の偶像が壊れることはないと思う。むしろ多くの読者は、人間としての三島をより深く理解できるのではないだろうか。
なんだかちょっと・・・ ★★☆☆☆
三島由紀夫作品が好きなので、こちらも興味をそそられて購入しました。
ただ、ちょっと筆者の主観的な妄想のような回想が入り過ぎていて
読みにくいというか、濃すぎて飽きてきてしまいます。

小説なのか、自伝なのか、立ち位置をしっかりしてほしい。
そうでないと、ゴシップ本の域を抜けないでしょう。

三島由紀夫の一部分を知る上では、良書だと思います。
事実の記だ ★★★★★
発禁となるほどの内容という点に興味をそそられ、読んだ。ミーハー的な気持ちから購入したと言える。しかし、読み進めるにつれ、あの完璧さばかりが前面に押し出されていた三島という人物の“人間らしさ”を知ることができ、最終的にはその点で三島という人を考えさせられる良いきっかけになったのも事実だ。
この作品は「文学」と位置づけられているが、文章から、福島氏の“創作(=小説)”とは到底思えないものが滲み出ている。ほぼ事実の記だと言っていいと思う。暴露、である。そのような言葉を遣うといかにも嫌悪されべき響きがあるが、私はそうは思わない。たとえその内容が福島氏ひとりの考えに基づくものだったとしても、死後なお莫大な影響力を持ち、語られ続ける三島由紀夫という人間に関して、赤裸々に自身の胸の内を書く(=リスキーな事実を明かす)ことはむしろ三島の世界を知ることに大きく貢献するのではないか、とも思える。
福島氏は三島の、自分を過大に見せたがる部分、そして三島が世間には秘めておきたがった自身の弱さを、性的な関わりを持つことによって知ったのである。三島の作品に見られるナルシシズムを理解するには、この本に書かれてある福島氏との関わり方をまず押さえておくべきだろう。
堅固でストイックな生き方をした一方で、人一倍の人間臭さを制御することができなかった人、それが三島由紀夫なのだと思う。
三島ファンには読んでいただきたい。 ★★★★★
 この本だけでは星5つは、ないと思いますが他の三島作品とコラボで読むと星5つを与えても良いと思います。三島作品を読んだことのない人がこの本を読むことはないだろうし、著者自身も読者が三島作品を読んでいることを前提に書いているのではないかと思います。
 この本は同性愛の好奇心よりも、三島作品を再認識させてくれる意味において、価値ある一冊です。