組織改革―創造的破壊の戦略どうすれば本当の意味での成果主義が実現できるのか? (Best solution)

概論に寄りすぎている感じがしました ★★★☆☆

米国でのこの20年と日本でのこの10年の
人事評価システムと組織論の潮流を説明した本です。

俯瞰で様々な組織論を眺める上では参考になると思います。
しかしながら、戦略論ではないと感じました。
また、具体的な解が示されているわけでもありません。

ただし、「人材＝知的資本の投資家」と捉えた
『知的資本経営』というコンセプトは非常にユニークで、
アウトソーシング＝知的資金の（銀行）借り入れという見方も
目から鱗でした。

また、個人のキャリア形成に関して触れている章も面白かったです。

説明がわかりやすい。社会人必読！ ★★★★★

　本書では、自立型人事制度を推奨している。自立型人事制度とは、スポーツに例えるとサッカーだという。サッカーでは監督が基本戦略を指示するが、選手が自立的に行動する。

　企業活動は、簡単にいうと、WHAT=>HOW=>DO=>CHECKの繰り返しになる。従来の階層型組織では、WHATを経営者が、HOWをマネジメントが、DOを一般社員が行えばよかった。これからは、WHATからCHECKまでを一般社員がやっていかなければならない。

　コンピタンシーとスキルの違いもよくわかった。資格を取得してもビジネスの現場では評価されないが、その理由がうまく説明されている。
　本書の説明はとてもわかりやすく、歴史的背景や社会的背景も十分に説明されている。
　現在社会人の人は、必読の本だ。

タイトルが魅力的でないので星ひとつマイナスにしました ★★★★☆

本質をついた組織論 ★★★★★

充実の一作。超おすすめ。 ★★★★★

読み応え充分！
最近読んだ中では、ネクストソサエティとならぶ面白さだろうか。
「自由と自己責任のマネジメント」以来の高橋俊介本のファンだが
もしかするとこれまでで「いちばん」かもと思った。
たんなる人事本というより、「経営書」の新しい流れをつくる一書かも、というくらいの手ごたえ。
おすすめです。

組織改革―創造的破壊の戦略 どうすれば本当の意味での成果主義が実現できるのか? (Best solution)