架空請求詐欺の被害に遭わないための最大の対応策
★★★★☆
著者が実際に経験した2度の架空請求詐欺被害の詳細なレポートと、他の同じような手口の詐欺についての対応策が記されている。
被害体験は、騙されていく過程と同時に、その時の心理、ならびに後にわかったことや思ったことも挿入しつつ書かれているので、読者は著者の詐欺被害を追体験しつつも冷静に状況を分析できる構成になっている。
惜しいのは、著者がネットにまつわる詐欺について無知であったこと、そして他にも悪徳商法や詐欺まがいの商売に騙されたり、騙されそうになった経験があるということ。そのため、「この人は特に騙されやすい人だったんだな」と少なからず感じてしまう。
しかし実際には、誰であろうと、いざ当事者になってみれば、不安になり正常な判断力を失うのであろう。よって「請求されている内容は正当かどうか」ではなく「この不安(不始末)をどうしたらすぐ解決できるのか」という思考に陥り、「今日の○時までに」や「支払う意志があるなら○割減額」といった口車に乗ってしまう。
架空請求詐欺の被害に遭わないための最大の対応策は、「騙されないための知識や心構え」ではなく、「たとえ騙されたとしても、決して代金を振り込まない」、そして「自分一人で解決しようとせず、必ず誰かに相談する」ことなのではないかと思う。
まさに情報こそが武器です
★★★★★
ロマンチックな出だしから一転、1本の電話で不安と恐怖のどん底に落ちて行くオープニング。
ここまで赤裸々に書かなくても、、とおもってしまうほど
リアルな告白で(だからこそおもしろいのですが)
グイグイ読めました。
実体のわからない敵の恐怖はスピルバ−グの”激突”さながらです。
だれにでも起こりうる詐欺電話
その手口を知ることが防御となるでしょう
次々と新手を生み出し成長する詐欺電話
被害にあう前に読んでおきたい1冊です。
なかなかいい。参考になる
★★★★☆
いままで、この手の本はあったが、本人が怖い思いをして書いたのは、始めでではないだろうか。
その意味では、真に迫っていて、疑似体験になるような気がします。
この手の詐欺は、実際遭ってみないとわからないないものです。本を読んで、自分だったらどうなるか、不安になりました。しっかりしなければと。それに、親のことも心配になりました。
詐欺から身を守るには、いい本ですね。
★★★★★
この本を読んで、びっくりしました。余りの巧妙さに。それから、心理描写に驚きました。私の周りでも詐欺にあった。詐欺から電話やはがきが来たという人ばかりです。なかにはお金を取られた人がいます。私もかつて多額のお金を取られました。この本は詐欺の手口を詳しく書いていましたが、そのとおりです。できるだけ多くの人に、この本を読んでいただきたいと考えます。それは詐欺をなくす、詐欺から身を守るためです。
詐欺はこれからどんどん増えるような気がします。それは毎日のニュースを見て、つくづく、わかります。おかしな世の中ですね。そのおかしな日本を少しでも改善するために、この本は役に立つと思いました。お役所や取締りのひとも読んではどうでしょうか。
すごい内容です・・・
★★★★★
最近こうした犯罪が多発していますが、実際に被害に遭った人の気持ちが記載された本はこの本が初めてじゃないでしょうか?
こうした犯罪に遭わないためにも、ぜひこの本を読んで防備したいと思いました。一読の価値ありですよ。