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天空への回廊 (光文社文庫)

価格: ¥980
カテゴリ: 文庫
ブランド: 光文社
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エベレストでの死闘、クライマックスはさすがに手に汗握る展開 ★★★★☆
 エベレスト頂上付近に墜落したアメリカの秘密衛星。事情を嗅ぎつけたテロ集団は、墜落した衛星のROMを入手、まだ頭上を周回しているペアの衛星をコントロールし、核ミサイルによって世界恐慌をもくろむ。
 他方、当事国アメリカは水面下、極秘裏に回収、解決を図る。白羽の矢がたてられたのが、たまたま墜落現場付近にいた著名な日本人クライマーの真木郷司。極寒、悪天のエベレストで単身テロリストに対峙するが…。
 600ページを超える大作冒険小説。作者は相当綿密に下調べ、調査、情報収集を行い、筆を取った様子がありありとうかがえる。細かなストーリー展開、細部のディテールにそれがうかがえる。
 しかし、500ページを過ぎるまでは退屈。ラスト、過酷な状況下でのクライマックスはさすがに手に汗握る展開。これだけでも読む価値ありか。
スケールの大きな娯楽作品 ★★★★★
ハリウッド映画的な、極めてスケールの大きな作品です。
舞台のほとんどはエベレスト山頂付近となる。
墜落した人口衛星をめぐり、様々な陰謀が繰り広げられる。
ところで、エベレストの山頂から電話やメールが出来るとは、
便利な世の中になったものですね。

難を言うなら、登場人物のプロフィールがやたら都合の良い設定
だったり、展開にご都合主義の部分があるのが気になった。

とは言え、娯楽作品として第一級の出来であることは間違いない。
標高8,000メートルを越すエベレスト山頂という過酷な環境で、
死闘を繰り広げる主人公の活躍には引き込まれる。
読み出したらページをめくる手が止まりません。
映画には出来ない ★★★★☆
壮大すぎてロケが出来ない作品だ。
よく調べてあり、現実味のある作品だと思う。ネパールは平穏な国ではない。今では民族のるつぼなのだろう。
心に残るものがある ★★★☆☆
作品のジャンルとしては、「冒険小説」としての要素が強いかな。親友・マルクを捜索するために回収班へと加わる郷司。マルクはどこに? そこが物語の入口ではあるものの、物語はどんどんと別の方向へと流れて行く。マルクが発見されれば、意識不明のマルクが口走る「ブラックフット」に焦点があたる。その「ブラックフット」の正体も中盤には大まかなところで判明する。そして…。
主人公・郷司は作中の殆どを過酷な山の中で過ごす。ちょっとしたことが命取りになる8000M級の山中。そこで繰り広げられる数々の事件。そして、そんな郷司を中心にして繋がって行く人々…。国際政治も、大国の駆け引きも関係のない郷司の心にあるもの。そんな郷司を見守る人々…。終盤のこれらの人々の思い、郷司の心にあるもの…。この辺りに響くものがある。
もっとも、気になる点がないわけではない。例えば、登場人物は多くいるものの、明かに描ききれていない者も多い。やや大風呂敷を広げ過ぎているように感じる部分もある。ご都合主義と感じた部分もある。欠点を探せば色々と見出せる。
ただ、そこを差し置いても読了後に感じたものは大きい。そこが、笹本作品の魅力なのかも知れない。
スケールは大きいが・・・ ★★★☆☆
ストーリー的に映画クリフハンガーや、真保裕一さんのホワイトアウトが重なって見えてしまう。そうすると見劣りする。