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太平洋の薔薇 (上) (光文社文庫)

価格: ¥700
カテゴリ: 文庫
ブランド: 光文社
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通勤電車で読んでも泣ける冒険小説でした。 ★★★★★
本当に泣けて、爽快感あり。この本を読んだ後、作家笹本稜平さんの書籍を読み漁る程。エンディングは、ハリウッド映画!老朽艦となった輸送船と引退を決意した名船長とがオーバーラップし、そこに引き寄せられる海に関わる人々の絶対の正義感が心を震わせます。
映画で見てみたい作品 ★★★★☆
大藪春彦賞受賞作品ですし、大沢在昌が目頭を熱くしたという帯もあるので、ちょうど読む本が切れていたので上下をあわせて買って読みました。
普通は小説も5年以上前の作品だと急激に変わる時代で話が時代に合わず劣化しますが、いまだに海賊問題が解決していないですし、古いという印象がなく読めました。(サスペンス、冒険ものでは現在は携帯電話がある時代なのに、携帯のない作品で連絡手段がなく困ったシーンなどを読むと違和感を感じたりしますが、この作品にはそういう経年劣化を感じさせません。)
内容は商品の説明を読んでいただけると大体分かると思いますが、それ以外にも日本の政府の事なかれ主義や建前主義なども痛烈に批判している点は良かったかと思います。また著者が元々この業界にいたため、船や航海、海などの博識ぶりには驚きました。ただこの説明が信憑性を持たすためにくどくかかれすぎているせいか、話の展開がくどくてストーリー展開が若干遅く感じました。
また星を4つにした点は、明らかに感動させようという点(キャプテンに対しての賛辞が多すぎ)が気になりました。
日本人ではなく、ハリソン・フォードあたりを主役にして、ハリウッドで映画を作れるくらいに良く出来手いると思います。
魅力的な海洋冒険小説であり、国際謀略小説 ★★★★☆
魅力的な海洋冒険小説であり、国際謀略小説です。
ただ、上巻ではロシアで盗まれた生物兵器の捜査、アメリカのCIA、
豪華客船に乗る謎の大富豪と執事、大富豪の主治医となる船医など、
多くの人物が登場し、頻繁に場面が切り替わるため、物語の中心となる
ハイジャックされた船のストーリーがなかなか進まない。
下巻になると様々な伏線が収束し、感動的なラストを迎えるのだが。
海洋冒険小説の傑作 ★★★★★
面白い!
海洋冒険小説の傑作と言ってもいいです。
特に最後は目頭が熱くなります。
「天空の回廊」といい、本作と言い笹本稜平さんの小説は、最後に目頭が熱くなる物が多いような気がします。

ちょっと難点を言えば、最初は綿密なテロリストが最後の方は行き当たりばったりの行動をしてしまうところがムムムですかね。
海洋冒険小説の大傑作 ★★★★★
こんな人にお勧め。

1、徹夜でも平気で本が読める。
2、海の男と聞いただけで許せてしまう
3、感動して泣きたい
4、女王陛下のユリーシズが好き

こんな小説をお探しの方是非!
ラストは思わず感動の涙が!