決して万人向けの本ではないけれど、運命のいたずらで（？）大学でサルを専攻することになった人には必読の書。霊長類学を極める気なら、読んでおさえておくべき本が、びっちりリストになって最後の方に付いています（なんて便利な時代になったんだ～）。全部読んでついていけそうな人は、ぜひ次代のサル学者を目指して下さい。という、ある意味踏み絵のような本。
　そうでない方も、ぜひパラパラとめくって下さいませ。大学で、真面目に勉強して研究者になるというのは、こんな感じ、というのがわかるかもしれません。