忙しい日常生活に埋没して、今の仕事に興味を失った方や、狭い視点になりつつあるような方で、起業することに興味がある方にお勧めです。
はっきりと、どうしろ、ああしろとは書かれていません。ただ、たとえば、フィリピンでの老人ホーム建設推進という話が出てくるのですが、そうした事例から、何が今必要とされているか、どうしたら高齢化をポジティブに捕らえてビジネスチャンスとしていくかといった物の見方を感じることは出来ると思います。
この本の読み方はいくつもあると思いますが、二つお勧めすると、ひとつは大前さんの考えをまるっきり盗んで起業すること。大前さん本人もこの本に書いている通り、大前さんの考えを盗むのはぜんぜん問題ないとのことなので(もちろん、悪用はしないのが前提ですが。)、彼の考えたビジネスチャンスを本気でやってみる。
もうひとつはたくさんの事例の中から、自分の関連のある事業に、彼の物の見方を当てはめてみる。今問題のある事を如何にしてビジネスチャンスとするかを考えてみるきっかけになると思います。