内容はとにかく頭の「スノーフレーク&サンシャイン」が
かなりフリーキーです
バイオリンかき鳴らしまくりでトランペットも力の限りむちゃ吹きです
いいのか悪いのか微妙です
残りの曲はちゃんとサックスを吹いていていつものオーネットです
ボーナストラックは収録曲の別バージョンを3曲
でも当然、長さも途中経過もまったく違うので
半分別曲と思ってよいでしょう
オーネットは、自らのヘロヘロ・トランペットと、カキコキ・ヴァイオリンでもって、
自らの素晴らしいアルト演奏を「ひとつの結論」ではなく、
「いくつかの結果」のひとつとして、他と等価なものにしてしまいました。
結果「ゴールデン・サークル」は、フツーのジャズ名盤の中から、ちょっと空中に宙ぶらりんな作品となりました。
その永遠に着陸しない感じがオーネットっぽいなー、と思うのです。
クリアな音で聴けるゴールデン・サークルに一ファンはただ涙だ。