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部首のはなし〈2〉もっと漢字を解剖する (中公新書)

価格: ¥756
カテゴリ: 新書
ブランド: 中央公論新社
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全部の部首について完結するのを願っています。 ★★★★★
部首のはなしは、本屋さんにならんでいたのですぐに購入しました。
漢和辞典で、部首で探すのに苦労していたからです。
最近の漢和辞典では、配置していない部首の項に、どの部首に配置しているかの索引を最初に記載しているものもあり助かっています。
部首ごとに詳しい話の続きが書かれているので、漢字の専門家でないものにとっては参考になります。 全部の部首について、完結されるのを願っている人は多いようです。
ps.
最近は辞書を引かない人が多いかもしれません。
あるいは、コンピュータでいろいろ検索できるので、漢和辞書の使いづらさには興味がない人も多いかもしれません。
今昔文字鏡があれば、必要な文字が、部首からだけでなく、それよりももっと小さい漢字の一部から検索できます。
部首のはなしに、今昔文字鏡の説明があるともっとよかったかもしれません。
軽妙な文章の中に、多くの鋭い指摘が ★★★★★
基本的には前作と同じです。
そして前作同様、面白い。

それにしても、著者は漢字を専門とする人だけに、本当は原形をとどめないほどに変化していく漢字について、忸怩たる思いを抱いていることだろう。

だが著者のスタンスは、非常に冷静である。
そういった文字の変遷はある意味しょうがないものとして、それでもおかしいもの、改善の余地のあるものに対してだけ、批判をしているのである。

たとえば、「塩」という漢字は数百年前から略字が使われていることなどを挙げ、漢字が簡略化されていくのは今も昔も変わらないとする一方、
「偏やつくりを問う入試問題はおかしい」
「当用漢字に入っているものと入っていないものの取り扱いが違うことの不可解さ」
などについては厳しく糾弾する。
だから、非常に説得力がある。

もっとも、本書は現代の漢字教育問題を説くものではなく、あくまで知的雑学エッセイ。
著者の文章はあくまで軽妙であり、気軽に読めて、しっかり楽しめる。
部首についての豆知識 ★★★★☆
前作と同じく,部首についての本です.
部首にまつわる話を面白く紹介してくれていて,読んでいて楽しいです.
ちょうど,大学の講義で雑談を聞くかんじでしょうか.

ただ,この本は専門的な本ではないので,ひとつの部首について詳しく述べているものではありません.
ちょっと物足りない気もします.
「、(てん)」も部首なのか。知らなかった… ★★★★★
‘04年7月に発売された「部首のはなし」の続編。

一般人が使う最も使いづらい辞書「漢和辞典」。部首で引こうとしてもどの部首なのか、画数で引こうとしても何画かわからない。

この作品は身近に接しているのに知らないことが多い漢字の部首について52の部首を例にとり、成立ちやそれに関するエピソードが綴られたものであるが、まず読み物として面白い。知らなかったことばかりである。チョット賢くなった気がする。文章も一般人にもわかりやすい言葉とユーモアを交えた平明なものであり親しみやすい。

この作品は書き下ろしだが、月刊誌に連載された「エッセイ」が基になっている前作と同様に所謂学術書ではないので、字源として述べられているのは殆どが一つの説だけであり異なる説は記述されていない。

この作品は学者や漢字の字源について深い考察を求める人達が読む学術書ではなく、あくまで一般の人々が漢字に興味を持つことを目的としたものである。一般人である僕はこの作品を非常に楽しむことが出来た。こういう本が廉価な新書版で出版されることはありがたい。3巻目が発売されるのであれば是非購入したい。