ゆずを好きな子に、どのアルバムが好き？と聞くと
人それぞれの答えが返ってくるものの、
その理由が「一番ゆずらしいから」ってのは非常に良く聞く。

ゆずらしさ。
多分それはネオフォークだのなんだのって
もてはやされた名残なのだろうか？

他の作品も、たとえば「ゆずえん」などは非常に名曲が揃っているし
「ゆず一家」も若々しい初期衝動に溢れている。
いずれもファンにとっては名盤なのかもしれない。
こういう言い方の出来るアーティストでないと生き残れないと思っている。

しかし、この「ユズモア」のように練られたアルバムはないだろう。
片方がアクセルを踏んでも、片方がブレーキをかけていて、
社会風刺ととられない程度に毒々しく、
度が過ぎない程度に愉快で、
意味不明過ぎない程度に、理解のある歌が続く。

こういう作品は一人が作詞作曲をしているアーティストでは作りえないと思う。

【カナブン】は岩沢さんのヴォーカルが泣けます。【アゲイン2】は二人の掛け合いが元気が出てきます。

前作「トビラ」は、私にはちょっと合わないところがあった。
なぜか、すごく重さを感じたから。ゆず本来の人生を考えるような詩があっても、曲は、ポップで明るくてどこか救われるような、そんな感じが「トビラ」には少なかったような気がした。でも、この「ユズモア」はゆずがパワーアップしていて、それでいて、原点の“らしさ”っていうのは、めちゃめちゃ生きている。それがはまりました。中でも、⑦直径５mmが好き。あの、走っていくようなポップサウンドがいい。元気になります。この歌は、車のCM（うう、何か忘れた･･･）に使われていたので、聴いたことある人もいるかと思います。あと、ラストの⑭ユーモラス、ふざけた名前ですが、タイトルの「ユズモア」に通じるような内容。やな事いっぱいあるけど、ちょっとしたユーモア（でも、結構古い言い回しだよね-･･･）と勇気があれば、一歩、踏み出せるんだよってちょっと心を押してくれるような、温かさが良いです。
もう、一押しですね！！

何かこう、いやな気持ちをぶっ飛ばしてくれる音楽がぎっしり詰まってる。隠れた名曲揃い。「アゲイン」を経てつくられた「アゲイン２」の曲感がそのままこの作品の作風になっている感じがした。ゆずのＣＤの中では一番「元気」って感じのＣＤなので、もう大音量できくとスカッとして、聴いただけでいいことあった日と同じ感じになる。

２００２年のツアー「ユズモラス」に行って感動しました。このツアーではこのアルバムの曲を全て聴かせてもらいましたが、ロックからポップスまで様々な曲が聴けました。「直径5mm」はＣＭでも使われていましたが、サビとＡ・Ｂメロの雰囲気が全然違ってすごく衝撃を受けました。ライブで一番印象に残った歌はやっぱり「Go★Go!!サウナ」です。これは聴くとサウナ行きたくなります（笑）その他、シングル曲「アゲイン2」「3カウント」はどちらもノリのいい曲ですね。「みぞれ雪」は歌詞がいいです。このアルバムはいろいろと発見できる一枚だと思うので、ぜひ聴いてみてください！！