このアルバムとラストコンサートはＭＪＱに於いて名盤中の名盤であり、ＩＡＺＺはもとよりクラッシック・ロック等全てのアルバム100選があるとしたら必ず入っても可笑しくない作品だと思います。いずれも素晴らしい名盤ですが、たった一つ違いを言うならば観客が違うということです。アメリカの文化、ヨーロッパに深く根付くクラッシック文化の違いが聴衆の拍手で分かるのも面白いと思います。視聴すれば貴方の生活に幸福感をもたらしてくれる「招きアルバム」だと思います。

がちがちのスタンダード集だがいつものＭＪＱ節で持っていく。とてもライブ版とは思えないほどの周到さと構成は職人的な熱さを感じさせる。ジャズとクラシックの間をいく彼らだがヨーロッパでのライブということもあって静謐な空気を匂わせている。