7.ブレインシュガー 2分ほどのインスト。ピカピカの衝撃のあとでは何が来てもおかしくない。
8.月の缶(Sweet edit) ★★★★ オリジナルより宇宙っぽい感じでかわいい。
9.FRAGILE ★★★ 10分51秒もある曲を短縮することなく収録。アルバムの流れは完全に分断。
10.ドライブしようよ ★★★★ BECKっぽい(らしい)。ボーカルが楽器の一部となっている。
11.微熱 ★★★ メロディは中国風、リズムはブラジル風。
12.桜 ★★★★★ 1stアルバムの流れを完全にくんだ曲。名曲だが当然この中では浮いてる。
13.TOKYO EXPLOSION JP ★★★ ファルセット使いすぎ。ちょっとキモイ。長いシャウトに
耐える声じゃないのに叫ぶから・・・
14.Hello★ 30秒ほどのインスト。これも13曲目から15曲目に一気に流れ込むよりはいいという程度。
15.雨に唄えば ★ アルバム中一番時間をかけた曲だそう。作りこみすぎてひどい仕上がり。
総評:★★ 通しで聴きにくい感じ。アルバムとしては致命的。
微妙に声が太くなってるというか年とってて悲しい。
前作は岡本靖幸プロデュースによる『愛の才能』に代表されるような、
大衆受けがよさそうな軽快なメロディーだった。
しかし、この作品では誰にも媚びることのない
彼女自身の音楽を見事に構築したと思います。
初期のシングルは、今振り返るとどこか束縛されている感があるのだが、
『桜』をちょうど真中として、大きく曲調が変わった。
『桜』でずいぶん迷って、今に至ったという気がしますね。
僕は、初期のCDでもCWの曲のほうが、
のびのびした感じがして好きだったので、このアルバムもとても好きになりました。
みなさんも一度、本当の川本真琴を聞いてみてください。
ファーストアルバム後も彼女のフォロワーや美味しいところを頂こうという輩が続出したが、今回も同様な奴等が出てくるだろう。そんな人々を遠く引き離しているのが、彼女の自然にあふれてくるスピードとグルーヴであるのは、論を待たない。傑作です。聴いて。