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場の古典論―電気力学,特殊および一般相対性理論 (ランダウ=リフシッツ理論物理学教程)

価格: ¥3,150
カテゴリ: 単行本
ブランド: 東京図書
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使い方次第 ★★★★★
特殊相対論とMaxwell方程式の導入に関する説明は圧巻。
同じシリーズの力学と同様に、最小作用の原理を基本的なベースとしている。

10章からは重力場の話が始まる。
その前までは電磁場についての話。

電磁場に関して理解している人ならば10章から始めても良いはず。
薄い一般相対論の本としても使えるはずである。
具体例が豊富なので計算を自分で追って行けば
かなりの力が付くはずだ。
必ずしも最良の教科書とは言えない ★★★★☆
 前半は真空中の電磁場と荷電粒子からなる系の動力学を扱っています。構成は整然としていて、非常に見通しの良い書き方がされています。そして普通の本であれば細かい議論を積み重ねた末にやっと導いているような公式を短いステップで鮮やかに導いて見せてくれます。これが本書の最大の魅力でしょう。しかし理論の妥当性の吟味などはあまりはっきり書かれておらず、果たしてこれでいいのだろうかという不安も感じさせます。出発点としてはマクスウェルの方程式ではなく、ラグランジュ形式の表現を採用しています。これは第1巻の力学、後半の一般相対論、あるいは場の量子論との形式的統一を考えてのことと思いますが、そのためはじめの部分は非常にごたごたしていて例外的に見通しが悪くなっています。単位はこの分野に適したcgsガウス単位系を使用し、磁場(磁束密度)の記号はBではなくHで表しています。
 ここに示されている理論の把握の仕方は有益ですが、その一方できたない部分は隠して極力きれいに書こうという姿勢は教科書としてはあまり望ましいものではありません。そういう問題点は心得ておいたほうがいいでしょう。
 後半の一般相対論の部分は評価できるほど十分に読んでいないのですが、標準的な書き方の良い教科書だという印象です。ただし本書のテンソルの説明は少し不親切です。「流体力学(前編)」(今井功)が参考になるかもしれません。
 残念なことに訳文はぎこちなく、読みにくいです。できれば英語訳も参照してみるといいと思います。
上級レベルの教科書 ★★★★★
ランダウの場の古典論と言えばあまりにも有名でしかも幅広い部分をカバーしている名著だと思う。電磁気学の基礎をマスターした人がさらに上級の電磁気学を学ぶのにも適しておりcgs系に慣れるにはいいと思う。本書はシンプルなすっきりとした記述にも特徴がありただなんにも考えずにポケーっと読んでいては何も得るものはない。電磁気学の上級レベルの知識を整理するにはいい教科書である。
感激、しかし ★★★☆☆
 ご存知、物理学徒なら知らないものがいない名著。その演繹的手法には感激する。
 しかし、あまりに美し過ぎる。その美しさに毒されると物理の研究はできなくなる。物理の研究はもっと泥臭いものだ。
 毒されたと気づいた人は、アインシュタインの特殊相対性理論の原論文を読むといい。私の言わんとすることがわかるだろう。

 そういえば、本書の訳者の恒藤先生は、特殊相対性理論の最初の講義はアインシュタインの原論文にそった”泥臭い”やりかたでされていた。この本の美し過ぎる故の魔性を心得ていらっしゃたか。

物理的な本 ★★★★★
ランダウシリーズの他の巻に比べると、細かい話が少なく、各テーマに必然性を感じながら読むことができる。数学的記法は古いが、等価原理とΓの足の対称性を物理的にダイレクトに証明したり、同期化座標を物理的に構築するところはビジュアルで印象深い。