著者は、このことを踏まえたうえで、この上位20%に焦点を絞り込むことをすすめている。個人であれば、「自分の得意なこと」、組織であれば、「創造的な仕事」「利益を生む社員」などに絞り込むことで、飛躍的に成長できる。そのことを著者は、自らの体験や、他者の成功例とともに示している。官僚的な組織であるBBC(英国放送協会)でBBC・オンラインを大成功に導いたジェイミー・リーブのケース、著者が以前に務めていたBCGやベイン・アンド・カンパニーのケース、著者が救ったというファイロファクスのケースなど、刺激的なエピソードが豊富に盛り込まれている。
『チーズはどこへ消えた?』の門田美鈴が訳を務めていることもあり、文章は大変読みやすい。起業や能力開発のためのカンフル剤として、一読をおすすめしたい。(土井英司)
前半は、学問チック、お勉強モードで、その後の
企業経営への80/20への適用・・まあ、
これも、合理的で冷静な説明で、納得できます。役に立ちます。
後半、個人の幸せに、この法則をあてはめようとしてから
が、結構、著者の感情も入って、人生哲学し始めるあたりから、
本書のメインテーマからすこしづつ脱線ぎみです。
個人が自由に、経済的に裕福になって、幸せに生きるための、
驚くような、いいアイデアは、そう簡単にはない、
ということでしょうか。
まあ、別に、80/20法則でなくても、彼の言わんとする点は、
幸せで自由な人生を手に入れるという点では、ありがたく拝聴
したいと思います。
でも、株式投資の十箇条は、特に、この本で言わなくてもねえ。
いい内容ですが、最後にいくにつれて、人生いろいろ、浪花節
もちらほらで、残念ながら★は3つにしました。
でも、ホント、読んで価値のあるいい本ですよ。