必携!
★★★★★
自分が高校の頃ですので今から15年も前です。
本屋で何気なく手に取り虜になりました。
自分は当時からものすごいゲーム好きで神話や伝承を基にしたファンタジーなゲーム、
それに登場するキャラクター、敵キャラクター、モンスターなど非常に興味がありました。
当時これほど判りやすくまとまった膨大なデータ量の本は他になく初めてでした。
この本がこの手の専門書の先駆けとなり、現在発売されているこの手の専門書も
ほとんどがこの本の影響を受けていると言っても過言ではありません。
15年経った今読み返してもこの本に勝るオカルト専門書は無いと思うのです。
まあ、自分が最初に手にしたこの手の本ですから誇張されているかもしれませんがw
この手のオカルト系書籍を収集するきっかけとなった本です。
女神転生、ペルソナ、FFなどなどゲーム好きににも是非見てほしいです。
専門書と敬遠せずに軽〜い気持ちで眺めているだけでも
おもしろくワクワクしてしまうような本ですよ。
悪魔について調べるならこれ!
★★★★★
事典なので50音順で調べるのが楽!情報量の多さは十二分。
アルファベットの綴りも、もちろん記載。別称や、エノクのデーモン、ソロモンの72霊のひとつ、といった説明も充実。悪魔学や魔術書についての解説も詳しい。
またゲームブック風に「~の項目もみよ」と関連の項目も案内。図版の多さもいいところです。
一つの大きな世界
★★★★☆
これだけの悪魔を記述したとは昔の神学者たちは本当に熱心ですね。
天使学は広く深く悪魔について言及しませんし、自身の宗教的な区分から大きく外れる事
はありませんが、悪魔学は少し違います。
キリスト教圏において、一部の悪魔というのは、元々特定の地域で崇められていた神の強
制的に「堕落」させられた姿であったりします。他の宗教の神を貶めるという行為は、キ
リスト教界を優位に立たせる為の策だったのでしょう。この行為が行われていた当時のキ
リスト教界は王権の台頭や他の宗教の存在を嫌い、布教活動を精力的に行いました。
そんないざこざもあって新たに加わった悪魔達、元々他宗教の神だったりしたのですから
とても個性的です。
この学問は原初からの悪魔でなくとも「悪」の存在と認識されたのならば、その者を宗教
に関係なく自らに取り込む対象とするのです。これは既に想像を超えた広がりを見せてい
るのです。
悪魔学から広がる世界、どうぞ覗いてみてください。
悪魔学の必携書
★★★★☆
西洋の歴史の中には様々な悪魔が巣くっている。その悪魔に関する事柄を項目毎にまとめてあるのがこの『悪魔の事典』である。悪魔学について調べている人や、西洋の暗黒部分を知ろうとする人にとっては手元に置いておきたい本である。かといって、初心者を拒絶するような類の概説書ではない。例えば小説で出てきた悪魔の名前などを調べてその意味を知ることが出来るのである。元ネタが分かれば、より楽しめる本などもある。 翻訳自体も悪くはなく、価格自体も割と手頃である。一つ難点を言うならば、余り使いやすさに変わりはないが、始めから50音順ではなく、アルファベット順で項目を並べた方が良かったのではないかということである。