ヒロインのマリーは、落第ギリギリおちこぼれの錬金術士です。
お情けでもらったのは五年の時間とわずかな資金、
そして小さな工房 (アトリエ)が一軒。
これだけのものを手がかりとして、マリーは五年の間に
「卒業を認めてもらえるアイテム」を、なにか一つ、
製作しなくてはなりません。
錬金術に使うアイテムは、基本的には街の外に採取にいくのだけど、
錬金術師のマリーは非力。
護衛の冒険者を雇うにはお金がいるし、
お金はアイテムを作って売って稼がないといけないし、
アイテムは……(あれれ?(笑)
基本的にはアイテムを作る「作りゲー」です。
アトリエシリーズとして、続編が発売されたことからも、
このゲームの面白さは判ることでしょう。
操作性など、システム面、シナリオ面での不備も多々ありますが
(個人的に一番不満なのは、卒業した時に、仲のいい人たちが
お祝いを言いに来てくれてもいいじゃないかー、と(笑)、
今にして思うと、その「ちょっと物足りない」具合が
絶妙ではなかったのか……と。
ヘンに恋愛ネタに走っていないのも、今からすると高得点です。
……好きすぎて、サターン版も持っています(笑)