都市(まち)の雑踏(ざわめき)の中で、ふと立ち止まり見渡してみると、あちこちに”12月のイルミネーション”が輝いている。家路を急ぐ人々の足取りは、恋人の待つ部屋へ帰るのか、単に寒さに震えているのか(?)心なしか、いつもより速い。愛する人と肩を寄せ合う恋人たちの笑顔が美しい。
素敵な輝きを放つイルミネーションを見ていると、心が穏やかで優しい気持ちで満たされていく。特に、こんな風景(シーン)に、いい音楽が重なった瞬間には、溢れ出てくる気持ちを押さえるのが難しい。
2003年11月、渋谷MarkCityの美しく煌く、大きな大きなクリスマスツリーの前を通った時に、このアルバムに入っている”12月のイルミネーション”という曲を偶然聴いていた。鳥肌(サブイボ)が全身に立ち、しばらくその場から離れる事が出来なくなった。心が、魂が、震えて、泣いた。
壮大な「ミラクル・シップ」、珍しくストレートな心情を歌い上げる
「ハート・トゥ・ハート」....
美奈子さんの作品中、楽曲が粒ぞろいである点において最高ではないかと
思ってます。