90年の奇跡的な「GAZER」以来のいわば復帰作。
この作品以降、ライブも積極的に行なうようになり安心してます。
喜びの「Beauty」や「Liberty」、祈りの「星の海」、「精霊の降りる街」、
冷たい「シナリオ」、ギターがうなる「スティル・ムーン」等々佳曲が揃うが
最大の聞きものは、深く潜っていくようなボーカルが、たゆたうシンセの海を
縫うように行く「ミスティック・パラダイス」。
しかし全体的な唄いまわしに若干硬さというか迷いが・・・
確かに女神は街に帰ってきたが、彼女がその地に降り立つのは
翌96年の「KEY」まで待たなければならない。