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サラリーマンのためのお金サバイバル術 家・車・保険、「人並み」な買い物が破滅を招く (朝日新書)

価格: ¥777
カテゴリ: 新書
ブランド: 朝日新聞出版
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あまり参考にならない節約法 ★★☆☆☆
本書に書かれていることは基本的にまともである。特に前半で書かれている現代人の消費行動に対する批判はもっともだと思った。人並みの消費をやめることで、資本主義に踊らされないという主張には個人的に賛成である。無駄な消費をやめて貯金することが大事だという当たり前のことを言っているが、どうしてそれが大事かということを全編にわたって強調している。自分の消費行動を見直したい人や貯金したい人は本書を読むといいかもしれない。

ただ、筆者の節約方法は余りにも極端だ。あたかも金を至上の価値と見なしているかのようだ。子供を焼肉屋に連れて行ったことがないというエピソードはさすがにあんまりなのではないか。ここまで金をケチると弊害の方が大きくなってしまう。また、家の建築を一部自分で行うというのも非現実的。なかなか筆者の節約法は参考にならない。また、本書の後半は前半とはうって変わって投資マニュアルと化している。この展開はちょっと不自然なのでは。しかも後半はかなり専門的な内容となっており、投資の入門者にとっては理解が難しい。
普通でない人が普通の人のために書いた本 ★★★★☆
就職のときのスタンスや、親のエピソード、
激安貸家、家の建て方など普通でない筆者が普通の人の向けて書いた本だが、
言いたいことは収入の範囲で暮らすということだけなんだな。

あとは雑多感と物足りなさがある。
新書には入りきらない内容を新書にしてしまった。

個人的にはバンガードのVT、これを知っただけでも価値あり。

筆者の半生の方に興味がある。
他の本にはなかなかない面白い視点でのマネー学 ★★★★☆
この本は、タイトルどおり、お金をいかに貯めるか(=消費しないか)?、いかに増やすか?について述べられています。読んでみて、若干飛びぬけてる面もあったりしますが、概ねなるほどと思わせられるような的を得た内容でした。

特に個人の消費行動のみではなく、社会全体の面からお金の流れに着目している点は、この本ならではの視点でだと感じます。人並みの買い物(例えば、クルマ、住宅、保険、教育など)が世の中ではみんながお金を使う、使わざる得ない仕組みになっており、人並みな買い物を続けれると、世の中のお金の循環は良くなるものの自分には貯まらない。著者は人並みにお金を消費する人たちをあちら側、消費しない人をこちら側と、独特のしかしある意味もっともな言い回しをしています。したがって、あちら側の世界に足を踏み入れず、しっかり貯金をするべしと説いています。

後半のいかに増やすかについては、ETFや投資信託によるインデックス投資、運用を述べており、インデックスとアクティブの背反性などが述べられているのも興味深く、他の本でなかなか無い視点だと思います。

普段の節約術から、投資に至るまで、他ではあまりない視点から述べられている点が特徴的でした。バイブル本の類になり得るほどの真新しさ、説得力はあまり感じませんでしたが、他の貯蓄、投資の本とは一線を画す着眼点という意味では大変興味深かったです。
読書の対象としてもガイドブックとしても読む価値は薄い ★☆☆☆☆
この本は「こちら側で成功したお利口さんな僕ちゃんが
あちら側で苦労している無知なお前たちに良い事教えてあげる」
という上から目線で書かれたガイドブックです。

書かれている内容は過去のベストセラーで
言い尽くされたことを繰り返しているだけ。
もちろん裏付けの資料・データもお決まりの参考文献と
蛇足としか思えない退屈な自慢話のみで新鮮味はゼロ。

それでも著者に読者を惹きつける文才があれば多少の
救いがあったのでしょうが、肝心の文章はテンポが悪く
情報も整理されていないため読み進めるのが苦痛なほど。

焼き直しともいえる内容をまるで自分が発見したかのように
上から目線で自慢げに稚拙に語る著者の姿には苦笑するしかありません。

もしこの本に興味をもたれたのであれば別の本をお勧めします。
同著者になりますが「お金持ちになれる黄金の羽根の拾い方」
「臆病者のための株入門」のほうが本書より読みやすくためになります。

すでに本書を読まれている方は内容を比べてみてください。
2002年と2006年に発行された本と2009年に発行された本が
同じ内容だという事実と同じ題材をレベルダウンさせた状態で
本にした著者の厚顔無恥さに驚くことでしょう。
この本はとても「まともなこと」が書いてある。 ★★★★☆
 この本は,世間の「常識」と考えられているものが,いかに「非常識」であるかということを,簡単な説明と,具体的な例を挙げて説明している。人間を取り囲んでいる多くの情報がいかに「お金を無駄に使わせるための情報」であるかということが,この本を読めばよくわかるだろう。つまり,この本の著者の述べていることこそが,本当の「常識」なのである。
 私がこの本を読んで,理解した内容は次の通りである。
1.“人並み”という誰もが可もなく不可もないものとして目指す生活は,実は大変贅沢である。
(“人並み”という誰もが可もなく不可もないものとして目指す生活は,実は,あなたの貰っている給料では成り立たないレベルにある。)
2.「収入よりも少ない支出で生活すればいい」
3.学校の勉強が役に立たないと思っている人は学校の勉強をちゃんとしてこなかっただけです。
4.アクティブ運用をする人たちが,割安株を熱心に探すから,市場が効率化しインデックスファンドの投資ができる。
5.「MSCIインデックス」に連動するETFを買う(世界市場を買う)。
6.「国内株式」と「海外債券」が比較的逆さまの相関関係にある。

また,安川財閥の創始者,安田善次郎の誓いは,私自身教訓としたい。
・目的に向かって順序正しく進む
・他人の力に頼らない。ウソは言わない。他人に迷惑をかけない
・いかなることがあっても身分不相応の生活は断じてしない

 最後に,この本全体を通して言えることは,この本はとても「まともなこと」が書いてあるということである。一般の日本人が漠然と抱いている“人並み”な生活は,実は大変贅沢であるというのは,私自身目からウロコが出る思いだった。そして,支出を抑えることこそ,人生をより快適に過ごすための手段であるということを改めて再認識した。