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いぬ 1 (小学館文庫 かE 1)

価格: ¥630
カテゴリ: 文庫
ブランド: 小学館
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変なヒロインのHギャグマンガ… ★★★★☆
家族の愛犬をこっそりバター犬として利用しすぎ糖尿病で死なせるという
業の深いヒロインと、本人の自覚無く後がまの犬にされた主人公の物語。

「花園メリーゴーランド」のあとに読んだので思い切り笑わせてもらいました。
早いうちにヒロインの性欲解消視点で読むのに切り替えたのが正解だったかな。
ベランダから見えた隣家のおばあちゃんの電気あんま器に直行したり、
電動歯ブラシを買おうか悩んだりするヒロインが…w

正統派(主人公視点)で読んじゃうと後半出てくる女性とのからみとか
うっとうしいかな。ストーリーの山場ではあるんだけど、
ギャグマンガとして読むならいらない。
いぬはペット ★★★★★
ふざけたタッチで「女の性欲」を真正面から描く意欲作。
実はけっこうどろどろしたテーマのはずなのに、
読後の印象が妙にさわやかなのは作者の人柄だろうか。
人間関係と性 ★★★★★
世の中には、女性に積極的な性欲は無いと断言してはばからない男性がいるが、そんなことはない。観念的な恋愛感情と肉体的な性欲とが一致しないようなケースは女性にもある。「いぬ」はそういった面を正面からとらえて人間関係を描いた漫画だろう。性が前面に出ているようで、描かれているのは人間関係のおもしろさだ。
女性にしてみれば口に出すのがはばかられてしまう「自分の性欲」だが、そういった恥や常識の感覚を実に巧妙にくすぐった作品だと思う。
ああ勘違い ★☆☆☆☆
読者はほとんど男性だと言うのに、
女性の性欲を中心に描いて受けるとでも思っているのだろうか?
この作者はずっと読者のことを考えない独りよがりな作風だ。
女の子の性欲 ★★★★★
女の子の性欲というのは、めずらしくておもしろかった。

ただ主人公の女性が、性欲(=彼女にとっての自己愛)から、等身大の関係に気づいていく教養小説って気もする。成長において、自己愛のからの脱出というテーマは凄く難しいんです。なぜなら、自分の執着や自己愛を、愛や恋だと勘違いしている人が、もの凄い多いからです。ものを考える職業の作家でもそういう人多いですもん。とても深刻なテーマなのだけけれども、主人公の女の子が性欲を凄く明るくストレートに疑問を持たないで発揮しているところが、殺伐とした話になっていない。むしろ、彼女の性欲の対象となる男の子とのやりとりが、ズレていてとても面白ギャグマンガになっている。