嘘くさいと思う人にはだめですけどね。
★★★★☆
ライオンのあかちゃんが、おかあさんにお願いをして、一人で冒険の旅に出ます。最初に出会ったのは犬。すぐに仲良くなって遊びます。でもだんだん眠くなってしまいます。次に出会ったのは猫。遊んでいるうちにやっぱり眠くなり、ついにぐっすり。そのまま男の子に拾われて、男の子と遊びます。といった流れでストーリーが展開していくだけなのですが、絵ではなくて写真なんですね。
六十年以上前の写真絵本です。現代の写真絵本は演出しないものが殆どですが、これは、マーガレット・ワイズ・ブラウンの文章通りに、犬と出会わせ、猫と、男の子とと、ストーリーに沿ってライオンのあかちゃんを置き、それをイーラが写真に納める手法です。逆かもしれません。イーラが撮った写真にマーガレット・ワイズ・ブラウンが文をつけたのかも。いずれにせよ、あり得ない世界、たとえばライオンと猫の赤ちゃんが寄り添うなど、ファンタジックな世界が楽しめます。
嘘くさいと思う人にはだめですけどね。(ひこ)
眠れない夜は、「ねむいねむいちいさなライオン」を!
★★★★★
『ねむいねむいちいさなライオン』、なんと1947年に出来た絵本というのですから、びっくり!まだ写真が一般的でなかった時代に、あえて動物専門の写真家になり、絵本を作るために、実際に自宅にライオンの子や、クマの子を飼っていたというイーラさんの写真絵本です。文をかいているマーガレット・ワイズ・ブラウンさんも、写真を撮っているイーラさんも故人です。それも50年も前に。
なのに、今 新たに出版されたのは、ねむくて、とろーんとした目をしていたり、おおきな口をあけて、あくびをしているちいさなライオンを、おもわず抱きしめたくなるからでしょうか?眠れない夜におすすめですよ! 2009年1月発行
懐かしい気持ちがします。
★★★★★
白黒です。小さなライオンが可愛いです。孫のために買いましたが、喜んで見るようになるのは、ずいぶん先になります。大人が見ても、可愛くて微笑ましい、なんだか懐かしい雰囲気の絵本です。小さなライオン、抱っこしたいな。