ソーシャル・キャピタルとは
★★★★☆
パットナムの「Making Democracy Work」が世に出て以来、一世を風靡し続けている「ソーシャル・キャピタル」。本書は、このソーシャル・キャピタルに関する近年の研究の論文集である。パットナムの最も有名な論文「Bowling Alone」はもちろん、パットナムへの批判、ソーシャル・キャピタル概念の再検討、新たな視点からの研究など、様々な論文が収録されている。ある程度、ソーシャル・キャピタルを勉強したら本書を読むのもいいだろう。ただ、これらの論文の中にも多々、批判点は存在するので、それを探すのも面白い。