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終戦のローレライ(3) (講談社文庫)

価格: ¥730
カテゴリ: 文庫
ブランド: 講談社
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映画を観た後でも楽しめます! ★★★★☆
映画化された『ローレライ』の原作本です。文庫本で4冊組のうちの第3巻です。2巻と同様に500ページ近くあってぶ厚い文庫本ですけど、2巻と違って重い内容が続きます。

原爆が次々と日本に投下される中、ローレライが日本から3000キロも離れたウェーク島に向かう様指示した軍令部の朝倉大佐の陰謀が明らかになります。
国家としての切腹を日本にさせようとしる朝倉大佐の陰謀と真っ正面から対抗する絹見艦長と折笠少年兵、潜水艦の奪還のシーンに行き詰まる思いがします。

このシーン、映画ではアメリカ艦隊に遭遇した時に起こりますが、原作は全然違った状況と展開になります。
映画を観た後でもこのシーンは楽しめます。
ちょっと残念でした。 ★★★☆☆
1巻、2巻と順調に盛り上がってきたので、3巻も期待していました。2巻までは原作をはしょる部分ははしょり、じっくり描く部分はじっくりと描き込んでおり、うまく漫画にしているなあと感心していたものです。ところが本巻はなにやら原作のダイジェストみたいな印象で、2巻までの雰囲気が損なわれてしまっているような気がしてなりません。
読後気がついたのですが、背表紙にクレジットされたいた脚色担当の方の名前が、3巻からは消えていますね。どういった事情かは知りませんが、このことが作品の仕上がりに影響を与えたのだとしたら残念なことです。漫画版「亡国のイージス」がああいった結果になってしまったので、この「終戦のローレライ」には、良い作品になって欲しいという願いのようなものがあります。物語はようやく折り返し地点、今後の「漫画ならでは」の素晴らしい展開を期待しています。
(ノ^▽^)ノ大興奮でした!(ノ・ω^)ノ ★★★★★
小説ではイメージしにくかったところが、次々に
リアルな戦闘シーンとして描かれている!!
小説、文庫版を買った人が、一番「映像化」という点で
助かっており、また楽しませてもらっている巻だ!・・・というのが
私の実感です(ノ・▽・)ノ
土屋中佐という、映画では語られなかったバックグラウンドをもつ
人物がいよいよ登場し、今後の展開がますます楽しみになってしまう
巻です♪  (=^▽^=)ノ
小説ではやっと前半が終わるころですが、単純計算で6巻で終わって
しまうのではなく、ぜひ10巻以上の長尺でシリーズを続けて
いただきたいものですね(@^ω^@)♪
ノンフィクションとフィクションの絶妙なハーモニー ★★★★★
 第24回吉川英治文学新人賞受賞作品
 第21回日本冒険小説協会大賞受賞作品
 「宝島社 このミステリーがすごい!」 2004年度 第2位
 「週間文春 傑作ミステリーベスト10」 2003年 第5位
 「ミステリチャンネル 闘うベストテン2003」 第2位
 「ダ・ヴィンチ BOOK OF THE YEAR 2003」 総合ランキング 第16位
 「ダ・ヴィンチ BOOK OF THE YEAR 2003」 ミステリー&エンターテインメント部門 第25位

 本書では、日本人ばかりでなく、世界中の人々が忘れてはいけない日・1945年(昭和20年)8月6日についての記述があります。

 私のような若輩が持っている「あの日のできごと」についての知識は、映像ないし伝聞で得たものですので、たかが知れてます。

 そんな私は、本書における「あの日のできごと」についての詳細な記述に圧倒されました。

 読んでいて、人々の息遣い、一瞬一瞬の風景の変化等々を直接自分の肌で感じているような気さえしてきました。

 この部分はノンフィクションだと思います。

 一方、その周りで展開される物語はもちろんフィクションです。

 フィクションの中にノンフィクションがうま~く織り込まれています。

 そのため、読者に対して投げ掛ける『何か』がより鮮明になってくるような気がします。

 福井晴敏氏の作品全般に言えることですが、読んでいてドキッとすることが本当に多いのです…

 それは、誰もが本来、目を背けてはいけないはずなのに、見ない振りをしがちな問題に正面から一石を投じているからだと思います。

 福井晴敏氏の織り成すノンフィクションとフィクションの絶妙なハーモニーを是非味わってみてください。

 ソレデハ…

南国で読んだ『椰子の実』のくだり ★★★★★
実はずるい読み方をしてしまいました。2巻を読み終えた時点で2人の主人公の行く末がどうしても気になり、4巻の結末部分を先に読んでしまったのです。
しかし結末を知ってなお、3巻は途中で置くことを許してくれないくらい、迫ってきました。それこそ、カバンに入れて持ち歩き、寸暇を惜しんで読み進めましたもの。
ちょうど、パプアニューギニアへ出張中だったことも重なり、乗員挙げて『椰子の実』を唱うくだりには、涙がこぼれました。
時代考証、事実確認というのは、歴史小説の絶対条件です、おそらく。なまじっか第二次世界大戦という、まだまだ生き証人も大勢おられる舞台であるだけに、厳密でないことが気になる点も確かにあります。
しかし、ローレライという秘密兵器の存在自体、どうにもこうにもフィクションです。なので、ま、いっかと、私は純粋に楽しみました。