全4冊中の2冊目。
いよいよ潜水艦が大海原へと繰り出します。
様々な人生や思いを乗せるにはあまりにも小さすぎる潜水艦。
そんな潜水艦が実際に乗っている人数の何十倍、何百倍という人々の思いを賭けて死闘を繰り広げます。
潜水艦の乗組員は、それぞれ階級が高かろうが低かろうが1人の人間です。
また、それぞれ家族や恋人等の思いを背負っています。
人間の命や思いに軽重の差はありません。
というか、あるはずがありません。
死闘を繰り広げる潜水艦の乗組員1人ひとりのことを考えると、胸が熱くなりました。
ソレデハ…
で、また他の方の引用で恐縮ですが、この本『第二次大戦と潜水艦と女』をだすという条件を出されて、執筆された作品とのなのですか?
う~ん、ちょっとびっくりですねぇ。
でも、強引な設定も、これを聞けば納得。
というか、こういうことを平然と解説に書かれているのを知ると、ちょっと興ざめです。
最後まで読まずに居て、良かったのかも?(笑)
この本で感動された方、下記の書籍をお読みになられると、もっと感動できると思いますよ。
もっとも、一種はコミックですが・・・。
・楳本 捨三氏 著 『井坂挺身隊、投降せず―終戦を知りつつ戦った日本軍将兵の記録』
・赤羽 礼子氏,石井 宏氏 著 『ホタル帰る―特攻隊員と母トメと娘礼子』
・高橋 慶史氏 著 『ラスト・オブ・カンプフグルッペ 正・続』
・牛島 秀彦氏 著 『消えた春―特攻に散った投手石丸進一』
・土井 全二郎氏 著 『歴史から消された兵士の記録―無名戦士が語る最前線の実相』
・佐藤 和正氏 著 『最後の関東軍―勝どきの旗のもとに』
・天沼 俊氏 著 『戦空の魂』『戦空の魂-21世紀の日本人へ』
何れも、荒唐無稽な作り話ではなく、事実又は事実に基づいたフィクションです。
是非ご一読頂きたい。
ところで、このローレライという装置、滝沢聖峰氏のデビュー作『キ-108改・帰還セズ』にかなりヒントを得ているように思うのですが、私の勘繰り過ぎでしょうか?
あ、書評ですよね。(笑)
上に記した様に、設定の説明が不足している上、用語誤りや強引な設定等々、読むのにかなりの労力を要します。
しかし、用語誤りや強引な設定を気にしなければ(笑)、2巻までは結構わくわく出来ました。
と言うことで、ちょっと甘めに☆2つ。
最後に、かなり強行に自分の考え方を押し付けるカスタマーが居られる様ですが、私など心が死んでしまっているのですね。(笑)
上記の書籍を読むんで、かなり感動したのですが・・・。
反省・反省(笑)