全体的にポップな印象を受けるのはシリルのヴォーカルのせいなのか、作戦的なものなのかは判別できないが、ヒットチャートを意識し始め、狭いNOの世界から羽ばたこうとしたのは事実だろう。それが功を奏したのかどうかは一人一人の聴く耳に任せるしかないのだが、少なくとも#8、9はミーターズである必要がない曲だ。ただ、#2,3、7のようなぬめったサウンドは健在だし、#4、6、10のようなファンクは無条件でカッコイイ。#2、5、11などは多くのカバーを生んだ名曲だ。しかし、このアルバムが転機なのだろうということを伺わせる要因は充分すぎるほどある。
あーこれがネヴィルブラザーズになるのかぁ納得納得。