講談社おはなし隊のイベントでこの本を知りました。クラスで一番チビの僕、絵の得意な松田くん・・・前半は主人公の小学生のともだち一人一人の様子、後半はそれから20年後その一人一人がどうしているかというそれぞれの成長を淡々と描いています。私も知りたいわが子の20年後、そして知りたい昔の友人の今の姿・・・と思いをはせる奥深い1冊だと思います。

子どもの教室に始まった映像が、映画アメリカングラフィティの世界へとつながって行く。小３男児の母として面白がってた私が、いつの間にか子ども時代を懐かしむモト少女になってました。思い出すあの子、この子、サラリ－マンしながらバンドを続けてるあの子、子どもの学校で先生をしてるあの子、役場で市民課に座ってるあの子、海で死んでしまったあの子、自分でも絵本をつくれそうな想いがいっぱい引き出される絵本です。でも！基本は子どもの教室の楽しい情景、いるいる～こんな子！と盛り上りながら親子で読めること請け合いです。