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反逆(上) (講談社文庫)
価格: ¥620
カテゴリ:
文庫
ブランド:
講談社
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荒木村重の反逆
★★★★☆
上巻は、摂津の小豪族・荒木村重が信長を主と定めるところから始まる。
信長から摂津一国を任されるが、ささいなきっかけから、反逆の噂が流れてしまう。
一度疑われてしまった以上、疑惑を晴らすことはかなわない。
明智光秀より四年も前に謀反に踏み切った荒木村重という武将の物語。
この話の中では、荒木村重は優柔不断なところがあり、その優柔不断さゆえにじわじわと反逆までへの道に踏み込んでいく過程が描かれている。
名前しか知らなかった武将の心の動きまで、小説というスタイルで読ませてくれておもしろかった。
歴史にifはないが、もう少し、彼に決断力があるか、大局を見渡せる名軍師のようなものがいれば状況は変わったと言いたくなる。
ここで反逆への道を回避して、信長につくか、光秀につくかしていれば歴史は大きく変わったんじゃないかなぁ。
上巻では、反逆の結末までは描かれず緊迫感を残したまま下巻へ。
歴史小説ではこれが最高によかったです
★★★★★
彼の書いた歴史小説ではこれが一番楽しめました。
冷酷で自分を神と信じこむ織田信長と彼に仕える高山右近、荒木村重、竹井藤蔵らの心の葛藤を描いた作品です。
遠藤周作らしい人間味あふれる作品で、しかも読みやすく、楽しめると思います。読まれていない方はぜひ読んでみて下さい。