二つのバトル
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隙をつき逃げ出した良守は、まず閃の救出に向かう。
加賀見とともに黒芒楼閣に乗り込んできた松戸平介は、
城を破壊しまくり、最後に白と闘い際どく勝利する。
火黒は正体を現した藍緋と闘い、藍緋を殺してしまう。
それを見つけた良守と火黒の闘いの火蓋が切って落と
される。
舞台は黒芒楼へ
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松戸と百、火黒と藍緋、そして良守。
黒芒楼での戦いはいよいよクライマックスです。
亡き想い人の、百の元妻に情を寄せる松戸は、白と対峙します。
求められる男と、捨てられるかもしれないと思う女。
そんなすれ違いが、松戸の背中を押すのでしょう。
白を倒した松戸は、悪魔と一緒にどこへ行くのでしょうか。
新たな新天地を求めるのでしょうか。
藍緋のほんの少しだけ、人間に気持ちを寄せる思いが、目先を狂わせます。
火黒はどこまで、冷静で熱くて、無慈悲なのでしょうか。藍緋の思いは永遠に
火黒には届かないままでしょう。
そんな火黒と、良守はいよいよ対決します。
結界とは違う能力で、火黒と正面切って、良守は対峙するのです。
決着が、12巻で付くのかなと思ってたのですが、持ち越しで、少し残念であり、
また、期待を持たせます。
期待大の漫画
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この巻では松戸と白・火黒と藍緋、そして良守と火黒の戦いの一部がかかれています。 この漫画の好い所は「想像できるようでできないストーリー」ですね。『どうせこうなんでしょ?』っと思ってたら『あれれ?』みたいな展開だったり主要キャラだと思ってた子が死んだり……絵もきれいなんで分かりやすいです。それに主人公の日常が意外と描かれてるのもいいですね。中には普段の主人公が分からない漫画もありますから。分かりやすい設定の中に謎も含まれてていて今後の展開に期待します。十月にはアニメも始まるのでそっちにも期待大ですね。
そこにいる理由
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志々尾の仇、火黒に会うために、自ら黒芒楼に捕まった良守。祖父の旧友松戸平介の助けを借りて拘束を解かれた良守は、一緒に捕まってしまった影宮を助け出すために動き出す。
そのころ、崩れゆく城の中では、妖たちの結束も崩れ始めていた。戦いの中で明らかにされてゆく、彼らが城にいる理由。理不尽な価値観の衝突は何かを生むのか?
そして、良守と火黒の戦いの火蓋が切って落とされる…
ただ戦いを描くのではなく、なぜ戦うのかを読者に問いかけているような作品に感じられます。
いよいよ盛り上がってきました
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黒芒楼編も佳境に入り、いよいよ盛り上がってきました。
今巻の注目は何と言っても松戸・加賀見×白戦のクライマックスでしょう。
特に松戸と加賀見の関係の描写は実にドラマチックで素晴らしい。必見です。
そうそう、表紙折り返しの二人にも注目です。爆笑必至です^^