ディスコビートなどを積極的に用いた「ジャッカー電撃隊」の大人路線をさらに進めつつ、多岐に渡るジャンルをフィーチャーしたBGMは、もちろん引き続き渡辺宙明によるもの。ジャジーな楽曲も多いのは当時の流行でもあったのだろうが、そのグルーヴ感は到底“子ども向け番組”のための音楽とは思えない見事さ。主題歌がインストでのみの収録なのはいささか残念だが、それだけに純粋なBGM集としての聴きごたえがある。(剛吉若寸也)