今日、ラネカー、レイコフを中心とする認知言語学が、生成文法と対照になる形で多くの場面で目にするようになった。
著者は、日本を代表する認知言語学者であり、海外の最新の論文にまでふれていることから、現在の認知言語学の方向性や基本的なパラダイムがよく理解できる。認知言語学を初めて勉強する人にも、認知言語学の枠組みで何か論文を書こうとしている人にも非常に参考になる一冊であると思う。